俳優の佐藤二朗さん(52)が、テレビ番組などで使用される「演技派俳優」との文言に苦言を呈している。「演技のプロが俳優なんだよ」佐藤さんは2021年6月17日にツイッターで、「以前、テレビである俳優さんを紹介するのに『演技派俳優』とのテロップ。正直ここまできたかと思った」とうんざりしたように書き込み、「演技のプロが俳優なんだよ」と指摘した。その上で、佐藤さんは自身が原作・脚本・監督を手掛ける映画「はるヲうるひと」、自身主演のドラマ「ひきこもり先生」(NHK総合)、出演映画「ザ・ファブル」について触れ、「6月の作品、どうか全部観てください」と呼びかけた。「『演技派俳優』という表現が、いかに俳優をバカにした表現か痛切に分かるはずです」と続けている。このツイートに対し、「確かに違和感ありますね」「プロに対して大変失礼な紹介ですね」と賛同の声が集まっている。佐藤さんはこうした反応を受け、18日に「これ勿論、僕ら側にも責任があります。てか、僕ら側にこそ。更に、30年のプロでも動物や子供に喰われる(故に奥深いとも言える)のが芝居です。ある人の言葉です。『ただ、芝居にだけは我々は彼岸にいたい』。精進します」などとツイッターで補足した。
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