2024年 4月 25日 (木)

津軽弁&天然トークで地上波席巻 「りんご娘」王林はなぜ躍進できたのか?本人に聞いた原動力

コロナで「半農半芸」を実践中

――一方で、都会での活動から刺激を受けたことは?

「空を探さないと無いんだ」って、東京や大阪のビルの多さにびっくりしました。見える空の範囲が全然違って、青森だと「空に包まれてる」って感覚だったんです。岩木山があってリンゴ畑があってという当たり前に見えていた風景も青森にしかないんだっていうのが、都会に出て最初に実感したことかもしれません。

――そうして青森と都会を往復する日々でしたが、去年からのコロナ感染拡大で、地方と都会の関係はギクシャクしたものになってしまった、とも言えます。不要不急の移動の自粛が叫ばれたりなど...ご自身の仕事にも大きな影響があったものと思います。

そうですね。私たちも去年20周年のツアーを企画していたんですけどできなかったり...。東京での番組収録も数か月参加できない時期がありました。でも今、イベントができなくなった分余った時間を使って農園を作ったり、農家のお手伝いに行っているんですよ。農家は1年間ずっと何かしらの作業があるのでお手伝いをさせてもらっています。また今年の春くらいから私たちの農園ではリンゴや枝豆、トウモロコシなど野菜も育てています。事務所(リンゴミュージック)の社長さんも実はこういう「半農半芸」を目指していたと聞きました。

――新しいことにもチャレンジしつつ、この21年3月には大学も卒業されました。

そうなんです。忙しい日々でしたが本当に人に恵まれて助けていただいて。りんご娘自体は私が加入する前からずっと青森で活動していたグループなので、地元の方々からは「青森のために頑張っているグループ」として見守っていただいて、子どもに接するように応援していただいています。スタッフや地元の友達、青森の皆さんのそういった暖かさに支えられてきました。
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