2024年 4月 26日 (金)

大谷翔平、敬遠数はリーグトップ15 強打者の宿命?歴代選手と比べると...

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「満塁敬遠」で知られるあの選手の記録は...

   そして、これまで1シーズンで最も多い敬遠を受けたのが、MLB歴代最多の762本塁打を記録したバリー・ボンズだ。ジャイアンツ時代の04年に、120もの敬遠を受けている。

   ボンズは01年にMLB歴代最多となるシーズン73本塁打を記録。その圧倒的なパワーが警戒され、翌02年に68(歴代2位)、03年に61(歴代3位)の敬遠を受けた。04年にはさらに倍増し、120まで膨れ上がった。この年のシーズン232四球もMLB記録だ。

   そんなボンズの「避けられぶり」を象徴するエピソードがある。ジャイアンツ時代の98年5月28日、ダイヤモンドバックス戦で受けた「満塁敬遠」だ。9回2点ビハインド、2死満塁の場面でボンズを打席に迎えたダイヤモンドバックスは、ボンズを一塁に歩かせることを選択。つまり、ボンズに長打を打たれて大量失点するリスクを取るよりも、1点を失ってでも、後続の打者と勝負した方がマシ、ということだ。結果的に後続が凡退し、敬遠策は成功。ダイヤモンドバックスは勝利を収めた。

   最強の強打者として歴史に名を刻んだボンズだが、薬物使用疑惑もあり、21年現在でMLB殿堂入りは果たせていない。

   ちなみに、MLB日本人野手の先駆者であるイチローさんも、マリナーズ2年目の02年に27敬遠、シーズン最多262安打を記録した04年に19敬遠、09年に15敬遠を受けている。いずれもリーグトップだ。強打者に多い印象の敬遠だが、ホームランバッターではないイチローさんがこれだけの敬遠を受けていたことに、当時の警戒ぶりがうかがえる。

   23日のアストロズ戦では敬遠こそなかったものの、3四球を受けるなど、勝負を避けられた大谷選手。シーズン終了まであとわずか。敬遠の数はどこまで伸びるか。

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