2022年 1月 19日 (水)

日本の空から「オリパラ塗装機」消える 大会延期に機体トラブル...紆余曲折の歴史に幕

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   垂直尾翼に「金の鶴丸」を描いたデザインが特徴的だった日本航空(JAL)の東京五輪・パラリンピック特別塗装機「『みんなのJAL2020ジェット』3号機」(エアバスA350型機)が2021年12月12日、運航最終日を迎えた。当初は20年春の就航予定だったが、開催の1年延期が決まったことで延期に。大会開催1か月前の21年7月に就航した飛行機だ。

   「みんなのJAL2020ジェット」1号機と2号機は、エンジントラブルや整備スケジュールが原因で大会開幕前に運航を終了。全日空(ANA)の飛行機を含めて、3号機がオリパラ塗装機としては最後まで運航が続いていた。羽田空港で行われたイベントでは、機体に描かれた東京五輪に出場した2人が登場。「3年後のパリ五輪にも出場し、このジェットの金の鶴丸のように輝けるよう、頑張っていきたい」と意気込んでいた。

  • 運航最終日を迎えた日本航空(JAL)の「みんなのJAL2020ジェット」3号機(エアバスA350型機)。垂直尾翼に「金の鶴丸」を描いたデザインが特徴だ。左から戸辺直人選手、加納虹輝選手
    運航最終日を迎えた日本航空(JAL)の「みんなのJAL2020ジェット」3号機(エアバスA350型機)。垂直尾翼に「金の鶴丸」を描いたデザインが特徴だ。左から戸辺直人選手、加納虹輝選手
  • 特別塗装機にはアスリート16人が描かれた。自分の姿を指し示す戸辺直人選手(左)と、加納虹輝選手(右)
    特別塗装機にはアスリート16人が描かれた。自分の姿を指し示す戸辺直人選手(左)と、加納虹輝選手(右)
  • 加納虹輝選手は金メダルを胸にあいさつした
    加納虹輝選手は金メダルを胸にあいさつした
  • JALが運航していた「みんなのJAL2020ジェット」2号機。米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製エンジンをめぐる問題で、大会が始まる前の21年2月に運航を終えた(20年2月撮影)
    JALが運航していた「みんなのJAL2020ジェット」2号機。米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製エンジンをめぐる問題で、大会が始まる前の21年2月に運航を終えた(20年2月撮影)
  • ANAが運航していた「HELLO 2020 JET」。日本の代表的風景に、テニスやゴルフといった各競技のシルエットをあしらったデザインだった(18年1月撮影)
    ANAが運航していた「HELLO 2020 JET」。日本の代表的風景に、テニスやゴルフといった各競技のシルエットをあしらったデザインだった(18年1月撮影)
  • 聖火輸送も特別輸送機が担った。JAL所有のボーイング787-8型機に「TOKYO 2020 OLYMPIC TORCH RELAY」の文字が入り、JALとANAのロゴが入った(20年3月撮影)
    聖火輸送も特別輸送機が担った。JAL所有のボーイング787-8型機に「TOKYO 2020 OLYMPIC TORCH RELAY」の文字が入り、JALとANAのロゴが入った(20年3月撮影)
  • 運航最終日を迎えた日本航空(JAL)の「みんなのJAL2020ジェット」3号機(エアバスA350型機)。垂直尾翼に「金の鶴丸」を描いたデザインが特徴だ。左から戸辺直人選手、加納虹輝選手
  • 特別塗装機にはアスリート16人が描かれた。自分の姿を指し示す戸辺直人選手(左)と、加納虹輝選手(右)
  • 加納虹輝選手は金メダルを胸にあいさつした
  • JALが運航していた「みんなのJAL2020ジェット」2号機。米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製エンジンをめぐる問題で、大会が始まる前の21年2月に運航を終えた(20年2月撮影)
  • ANAが運航していた「HELLO 2020 JET」。日本の代表的風景に、テニスやゴルフといった各競技のシルエットをあしらったデザインだった(18年1月撮影)
  • 聖火輸送も特別輸送機が担った。JAL所有のボーイング787-8型機に「TOKYO 2020 OLYMPIC TORCH RELAY」の文字が入り、JALとANAのロゴが入った(20年3月撮影)

金メダルを胸にかけてあいさつ

   3号機は「金の鶴丸」の垂直尾翼に加えて、JALが応援するアスリート16人が機体に描かれ、金色のリボンでつながるデザインが特徴。イベントには、機体にも描かれたJAL所属の戸辺直人選手(陸上男子走り高跳び、29)、加納虹輝選手(フェンシング男子エペ、23)が出席した。

   戸辺選手は49年ぶりに決勝進出を果たし、加納選手は団体戦でフェンシングでは初の金メダルを獲得した。戸辺選手は「3年後のパリ五輪にも出場し、このジェットの金の鶴丸のように輝けるよう、頑張っていきたい」と意気込み、加納選手は金メダルを胸にかけながら「(特別機の)ラストデーということで寂しい気持ちもあるが、快適な空の旅をお楽しみいただければ」とアピール。搭乗ゲートで乗客を見送り、記念撮影に応じていた。

   イベントは那覇空港行きのJL913便の出発を前に開かれた。搭乗ゲートには特別デザイン機のモデルプレーンが飾られ、10時56分頃、乗客97人を乗せて出発した。折り返し便の那覇発羽田行き、JL912便が特別塗装機としての最終フライトになる。

   大会開催が1年延期されたことで、特別塗装機の運航にも紆余曲折があった。特別塗装機の1号機(ボーイング777-200型機)と2号機(同767-300型機)は、それぞれ延期前の日程から数えて開幕500日前にあたる19年4月、1年前にあたる19年7月に就航。いずれも大会のマスコットキャラクター「ミライトワ」「ソメイティ」を大きく描き、20年10月までの運航を予定していた。ただ、20年3月に大会開催の延期が決まったことで、運航期間も延長されていた。

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