2022年 5月 18日 (水)

井上尚弥の「8回TKO」は期待外れだったのか? 海外メディアから出た「厳しい評価」

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   ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(28)=大橋=が2021年12月14日、東京・両国国技館で防衛戦を行いIBF同級5位アラン・ディパエン(30)=タイ=を8回TKOで下し王座防衛(WBA6度目、IBF4度目)に成功した。

  • 挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 挑戦者の顔面にパンチを打ち込む井上(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

試合は井上の早期KO予想も

   井上は序盤からスピードのある左ジャブでディパエンの出鼻を挫き、左右のボディーでスタミナを奪っていった。井上はディパエンのタフさに手を焼くも8回に左フックで豪快なダウンを奪い、相手が立ち上がってきたところに左フックを決めレフリーストップ。3連続KO防衛を果たした。

   挑戦者のディパエンは世界初挑戦で、井上に挑む前の戦績は12勝(11KO)2敗だった。地元タイでムエタイを60戦経験しているものの、ボクシングのキャリアが浅く、SNSでは井上の早期KO勝利を予想するファンの声も見られた。

   試合はディパエンの驚異的な打たれ強さもあり8ラウンドを要したが、内容的には井上の圧勝といえるもので格の違いを見せつけた。防衛戦の結果は海外の専門メディアが速報で伝え、それぞれのメディアが独自の視点で分析、評価を下した。

   米専門メディア「ボクシングシーン」は、挑戦者ディパエンに関してファンが求めたものではなく、井上にとって望ましくなかった相手と評した。ただ、井上陣営が約2年ぶりの日本開催を求めていたことや、新型コロナウイルスによる渡航の問題などもありディパエンを挑戦者に選んだと説明した。

挑戦者の唯一良かった点は...

   試合内容については、開始から両者のレベルの違いは明らかだったと指摘し、公平に言えば、井上がリングに上がる時はいつもそうなると付け加えた。また、ディパエンは健全な戦略をとったものの、ラウンドを重ねるたびに井上のクリーンなパンチによって鼻を血まみれにして戦わざるを得なかったと伝えた。

   「ボクシングニュース24」は、モンスター井上がタフな無名の挑戦者を8ラウンドで打ち負かしたと伝えた。

   ディパエンは絶えず右に動き、井上に襲われるのを避けるために際限なく旋回したとし、唯一良かった点は、井上から数え切れないほどのパンチを食らいながらもタフさを示したことだと指摘した。

   また、記事ではディパエンが19年10月から21年3月の間に対戦した6選手の戦績を紹介し、「これらの選手が世界タイトルに挑戦しようとする選手の対戦相手に見えますか?」と疑問を投げかけている。

来春に王座統一戦実現か

   米国の歴史ある老舗専門誌「リング誌」は、WEB版でタイトル戦の結果を速報した。記事ではディパエンは12勝(11KO)3敗であり、彼の記録には彼が世界タイトルを争うべきであることを示唆するものは何もなかったと指摘した。

   そして、30歳の彼はなんとか8ラウンドまでもったが、その間に途方もないほどの仕打ちを受けたとする一方で、井上は世界で最も優れたパウンド・フォー・パウンド(PFP)ファイターのひとりであり、このような戦いは彼のレベルから考えると数段落ちると厳しく評した。

   WBA、IBF王座を保持する井上が目指すのは世界4団体統一王者。WBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)、WBO王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)がターゲットになり、来春にもいずれかの王者との統一戦が見込まれる。

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