2024年 4月 25日 (木)

宝塚歌劇の2021年を振り返る 増えた「日本物」と斬新演出、有料配信も定番に

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

「忠臣蔵」を斬新演出でアレンジ

   12月の花組「元禄バロックロック」は演出の谷貴矢氏の感性が発揮されたSFファンタジーだ。大筋は赤穂浪士の仇討ちが軸になるが、本作の舞台・エドは史実の江戸時代とは似ても似つかぬ西洋文化が流入した国際都市で、舞台衣装も和洋折衷で前衛的ですらある。

   本作が大劇場公演初登板となる谷氏が過去に「義経妖狐夢幻桜」(2018)「出島小宇宙戦争」(2020)で培ってきた和風ファンタジーの世界が展開されている。宝塚でも戦前から何度か舞台化されている「忠臣蔵」を斬新な演出でアレンジした。年が明けた2022年1月2日からは東京宝塚劇場での公演が始まる。

   それぞれ着想も時代も異なる「桜嵐記」「柳生忍法帖」「元禄バロックロック」だが、日本物の舞台表現の奥深さも示した作品になった。

   その他、31年ぶりに再演された月組博多座公演「川霧の橋」(10月11日~11月3日)では山本周五郎原作の人情芝居を舞台で描き、22年3月からは雪組大劇場公演「夢介千両みやげ」が上演予定で、江戸芝居の上演が相次いでいる。

   日本物が目立つ中でも花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」、星組「ロミオとジュリエット」、宙組「プロミセス、プロミセス」と海外ミュージカルも途絶えることなく上演されている。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中