沖縄県南城市の市議会議員が、沖縄署での投石事件への関与を匂わせるような文書をSNSに投稿していたとして、議会事務局に抗議が寄せられる騒動があった。市議は2022年2月2日までに問題視された文書を削除。投稿はあくまで「メタファー」だったとして、「沖縄署前には一度も行っていません」と事件への関与を否定した。「ひ、比喩表現だよね。。。?だよね?」1月27日未明に起きたバイク事故をめぐって、同日深夜から28日未明にかけて若者ら多数が沖縄署周辺に集まり、一部が投石などをする事件が発生した。南城市の宮城康博市議は29日、この事件に言及したとみられるフェイスブックの投稿で、警察の対応や報道について持論を展開した。投稿では、「高校生らは精一杯の抗議をしたし、抵抗・抗議の意思表示をした。それのどこが問題だというのだろうか」「何が言いたいのかと言うと、今後の進展の中で摘発されるかもしれない高校生らを、私はただただ守りたいと思っている」とも伝える。そのうえで「言わずもがなかもしれないが、一言発しておく」といい、「私は昨日、確かに石を投げた。私を捕らえよ!」と末尾に記した。この末尾の一文がネット上で物議を醸すことになった。前衆議院議員・丸山穂高氏も30日のツイッターで、内容の真偽を問うような形で、宮城氏の投稿を紹介。ツイッターには、「暴動に参加して石投げたの?」「ひ、比喩表現だよね。。。?だよね?」などの反応があがっていた。「事実は、私は沖縄署前には一度も行っていません」そうしたなかで宮城氏は2月2日、当該の投稿について議会事務局長から、「市議会事務局へ問い合わせや抗議があり、通常業務に支障をきたしている旨の報告」を受けたとフェイスブックで伝えた。続けて詳細を、「ほとんどすべての問い合わせが私が末尾に置いた、沖縄署前に集まった若者たちへのシンパティをいささか挑発的に書いたメタファーを事実と捉えたものだったようです」(原文ママ)と説明。そのうえで、「事実は、私は沖縄署前には一度も行っていません」とし、問題視された一文を投稿から削除したと伝えた。宮城氏は、「議会事務局職員およびこの件で問い合わせ等を受けた議員同僚にも、迷惑をかけた旨を本日午前中の全員協議会の場で陳謝しました」とも報告している。南城市・議会事務局の担当者は4日、J-CASTニュースの取材に、宮城氏の投稿と反響への受け止めについて、「議会事務局へ問い合わせや抗議等があり、SNS投稿については配慮が必要と思われる」と答えた。
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