2024年 4月 24日 (水)

一級建築士で元R18マンガ家が「若き女性建築士」の活躍描く作品が重版 作者明かす「わかりやすさ」の意識

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なぜ建築家からマンガ家に?

   ――鬼ノさんは上京して、20代で一度は一級建築士としても独立と、建築方面で順調に歩んでいたように見えますが、なぜまたマンガ家デビューとなったのでしょうか?

鬼ノ:ずっと雇われなのもなんだかな、と思っていて一級建築士資格を取って独立したんですが、じきに仕事がなくなってきて...矩子と一緒ですね(笑)。でも20歳くらいから趣味でイラストはずっと描いていて、ある漫画家さんの同人誌を手伝ったのがきっかけで編集者さんとの縁ができて商業デビュー、となりました。1999年のことですね。

   ――デビュー以来20年にわたって「エロ」を描かれてきました。そして2010年代には本格的に商業誌でも一般向け漫画を描き始め、本作でもう一つのライフワークともいえる建築をテーマにマンガを描くことができました。

鬼ノ:もうエッチな絵を描きたい欲求もなくなってきて(笑)...マンガを描きつつ、いつまでも画業だけで生計を立てていくのも難しいだろうなとは思っていて、建築の知識もアップデートしてきました。建築雑誌の「日経アーキテクチュア」もずっと購読しているんですよ。コミックマーケットに出展する時も、会場となるビッグサイトの建物には「あそこはあんな工程で作っただろうな」と思ったりします。

   ――そもそも建築を志した動機は何だったのでしょう?

鬼ノ:高校時代は電気科にいて日々数式を扱っていましたが、上京して入学した専門学校で建築を勉強してみたら、「空間」を感じられるというか。目の前で勉強していることの先に、建物ができていく光景が想像できるというのがいいな、と思ったからですね。
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