中国外務省の「失言」もNGワードに
そのほか、中国政府による失言がNGワードになったとみられる例もある。中国外務省の趙立堅副報道局長は21年12月の記者会見で、
「ここにいる皆さんを含め、海外の記者は疫病が流行っている間、中国本土で生活しながら、こっそりと楽しんだ」
と発言。上海でロックダウンが始まったのは3か月後の22年3月末。ネット上では当時の楽観的な発言が蒸し返され、政府に対する批判が相次いだ。この批判が影響したとみられ、「こっそりと楽しむ」を表す「偷著樂」という単語もNGワードに入っている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)