2024年 4月 19日 (金)

井上尚弥VSカシメロは「魅力がない」 英メディア指摘「自身の過失で井上との対戦チケット失った」

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   プロボクシングの世界バンタム級3団体を統一したWBA、WBC、IBF王者・井上尚弥(大橋、29)に世界中の注目が集まっている。

   井上は2022年6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン、39)と2年7カ月ぶりに対戦し2回TKOで勝利。フィリピンのレジェンドを完ぺきな内容でキャンパスに沈めたことは海外でも高く評価され、米国の歴史あるボクシング専門誌「ザ・リング」は井上をパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級の壁を越えた最強ランキング)の1位に選出した。

  • カシメロ選手(写真:ロイター/アフロ)
    カシメロ選手(写真:ロイター/アフロ)
  • カシメロ選手(写真:ロイター/アフロ)

「まずバトラーの勝利はないだろう」

   英国の専門誌「ボクシングニュース」(WEB)は、「誰が井上を止められるか」とのタイトルで10日に記事を公開。スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級の5選手をピックアップしてそれぞれの選手の実力などを分析した。

   記事では井上の対抗王者であるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(英国)をはじめとし、WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者ステファン・フルトン(米国)、WBA世界スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)ら現役王者の名が挙がり、この他には世界4階級制覇のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、前WBOバンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が取り上げられた。

   井上との世界4団体王座統一戦を望んでいるバトラーに関しては、井上と対戦した場合、まずバトラーの勝利はないだろうと指摘。これはバトラーが対戦相手としてふさわしくない、または対戦が行われないという意味ではなく、バトラーは井上が持っていないベルトを持っており、英国で人気があるため対戦するために適した位置にいるとの寸評を与えた。

   一方、カシメロの寸評は辛辣なものだった。かつてカシメロが世界王座を保持していた時は、井上との対戦は魅力的なカードだったが現在は魅力がないとし、カシメロが王座をはく奪された経緯を紹介。そして自身の過失により井上との対戦チケットを失ったと指摘した。

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