2024年 4月 25日 (木)

堀江貴文氏「THE MATCH」フジ撤退に私見 「地上波がコンテンツを買い負ける時代に」「今後も続く」

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   実業家の堀江貴文氏が2022年6月20日に公開したYouTube動画で、那須川天心-武尊戦が行われた19日の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)を、インターネットテレビ「ABEMA」が独占で生配信したことに私見を述べた。

   「地上波のテレビ局がコンテンツを買い負ける時代になった」などと分析している。

  • 堀江貴文氏(2019年撮影)
    堀江貴文氏(2019年撮影)
  • 堀江貴文氏(2019年撮影)

「生中継は地上波では行われなかった」

   那須川さんが5-0で判定勝ちを収めた試合の様子は「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマペイパービューオンラインライブ)」で生中継された。一般チケットは税込5500円。

   堀江氏は「那須川天心vs武尊の一戦で明らかになったテレビ局の限界について解説します」という題のYouTube動画で、「凄くこれ、象徴的なお話じゃないのかなというふうに思っていて」と切り出した。

   試合をめぐるテレビ局の動きに関して、フジテレビが中継を見送り波紋を呼んだとする。のちにTOKYO MXが放送決定したが「生中継は地上波では行われなかった」。その背景を、

「要は、50万のPPVを売ってしまうような大興行なわけです。だからもうABEMA TV独占で、生配信はそれしかやらないって決めたらですね、ABEMA TVもめちゃくちゃ放映権料を出せるわけです」

と分析し、「テレビでタダで誰でも見れちゃうって話になるとPPV売れませんから」とする。

   またPPVの売り上げだけでなく、視聴者がアプリをインストールすることでABEMAは「ライフタイムバリュー(LTV、顧客生涯価値)を稼げる」と指摘。「アプリのこれからの月額課金、サブスクリプションのユーザー確保にも役立つ」と補足した。

   11月に開催される「FIFAワールドカップカタール2022」の全試合をABEMAが無料生中継することにも触れ、「それもLTVを考えた経営でないと(成り立たない)」とする。

   堀江氏は「テレビ局、特に地上波は放送した日のスポンサーからの収入以外ない」という一方、「(ABEMAは)50万人の熱烈な客に20億円分売り上げがあがるようなビジネスモデル」と比較した。

   興行については、ABEMAを運営するサイバーエージェントの執行役員・藤井琢倫氏が20日の一夜明け会見で、PPVの売り上げは50万件以上にのぼると報告している。

   またK−1創始者で正道会館館長の石井和義氏も、「チケット売り上げ20億、ペイパービュー50万件25億 スポンサー5億、計50億」と試合後にツイートした。

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