米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は2022年8月12日にツイッターを更新し、23年春開催のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場に関して報じたNHKの記事に言及した。記事のタイトルは「栗山監督と一緒にやりたいすごく魅力的」とWBC出場への意欲を感じさせるものだったが、ダルビッシュ投手は「話した内容の一部を切って見出しにするの本当にやめてほしい」と苦言を呈し、「まだお話をいただいただけで、何も決まっていません」と伝えた。その後、記事のタイトルが変更されている。「ニュアンスが全然変わるので。。」ダルビッシュ投手は日本ハム時代の09年に第2回大会に出場。決勝で韓国代表を抑え、胴上げ投手となった。12年のメジャー移籍以降は、大会への出場はなかった。NHKは11日に「ダルビッシュWBC『栗山監督と一緒にやりたいすごく魅力的』」と題した記事を公開。9日にダルビッシュ投手が野球日本代表の栗山英樹監督と対面し、来春のWBCについて話したとした。記事本文では、大会出場について「家族との時間などを考慮する必要がある」とした上で「栗山監督と一緒にやりたいという気持ちもあるし、若い有名な選手たちと一緒にプレーできる機会はなかなかない。そういう意味ではすごく魅力的だと思う」と話した、と伝えられていた。ダルビッシュ投手はNHKニュースの公式ツイッターの記事の投稿を引用リツイートする形で、「話した内容の一部を切って見出しにするの本当にやめてほしいです。ニュアンスが全然変わるので。。」と指摘。ツイッターユーザーとのやり取りでも「切り取った言葉を『』内に入れて報じるのは仕方ないことではない」と、コメントの切り取りに苦言を呈していた。出場については「まだお話をいただいただけで、何も決まっていません。」としている。ダルビッシュ投手が指摘した記事のツイートは12日15時までに削除され、記事のタイトルも「ダルビッシュ日本代表栗山監督訪問に感謝WBC出場は?」に変更されている。来春のWBCをめぐっては、マイク・トラウト(エンゼルス)やポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ノーラン・アレナド(同)など大リーグの大物選手がアメリカ代表での出場を表明している。
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