宮崎県内で「ナガノヤ」と「ウメコウジ」の店舗を展開するスーパーが、店の万引きで「新記録」があったとして、公式ツイッターでその物品の写真を投稿した。容疑者は、その場で確保して警察に通報したとしているが、万引きという名の心ない窃盗が後を絶たないという。「ショッキングな事が起きました」2つのカゴには、ペットボトルのコーヒーがギッシリ詰まり、味噌やサトイモのようなもの、スープと様々な食材も見える。カゴの下には、それぞれスポーツ飲料2箱、コーヒー飲料2箱が台車の上に積んであった。この写真は、ナガノヤウメコウジの公式ツイッターが2022年12月2日に投稿した。容疑者1人が行った1回の万引きとしては、両スーパーでの「新記録」だという。店で容疑者を確保し、警察に通報してまだ対処中としている。犯行の一部始終は、店の防犯カメラで録画してあるともした。ツイッターでは、「ショッキングな事が起きました」と伝え、容疑者に対する警察の取り調べが続いていると報告した。写真投稿については、3万件以上リツイートされており、容疑者がこの量を堂々と運んだことに驚きの声が上がっている。あまりにも大胆な犯行に対し、「万引きと言う言葉を使うのやめた方が良い」「量刑を重くしても良いのでは」といった声が上がっていた。スーパーを運営する永野(宮崎市)の本部では6日、宮崎市内の「ナガノヤ芳士店」で2日16時15分ごろに万引きがあったとして、J-CASTニュースの取材に対し、次のようにメールで回答した。「価格は万引きされることを想定してませんので、本当に大変」「常連のお客様より申告があり、カメラにて確認後、容疑者が車に乗り込んでエンジンをかけた際に声掛けいたしました。人目を気にせず堂々と車に積んでるのをカメラで確認して本当に驚きました。絶対に許されない行為だと思います」被害は、即席スープ、飲料など1万4000円ほどだとした。犯行手口など詳細については、「捜査段階なので控えさせて頂きます」としている。今回、ツイッターに写真を投稿した理由については、「心無い万引きが後をたたないので、警鐘を鳴らす目的でツイートしました。啓発、防止に繋がればと思います」と説明した。そのうえで、万引きについて、2度とやらないようにこう訴えた。「弊社は商品をできるだけお安く販売しておりますが、この価格は万引きされることを想定してませんので、万引きされてしまうと本当に大変です。利益を出すのは本当に大変で、みんな頑張っているのに本当に悲しいです。勿論、私達も困りますが、何よりご家族が悲しみます」今回の万引きについて、宮崎北署では12月6日、取材に対し、「窃盗事件として受理して、適切に処理しています」と答えた。(J-CASTニュース編集部 野口博之)
記事に戻る