2024年 5月 2日 (木)

「小学生だけでディズニー」許せる? 親抜きでの行動どこまでOKか...線引きめぐり議論白熱

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   Twitterでは、子どもの成長に伴う「親離れ」についての悩みが共感・議論を呼ぶことがあります。その内容は背景の事情によって実にさまざまです。ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)がTwitterで注目されがちな「親離れの線引き」の論点について探ります。

  • 子供だけでの外出、どこまでOK?(画像はイメージ)
    子供だけでの外出、どこまでOK?(画像はイメージ)
  • 子供だけでの外出、どこまでOK?(画像はイメージ)

嬉しくも寂しい...子の交友事情に親離れを悟る

   子どもはいつの間にか交友関係を広げているもの。そんな子どもの交友事情を知り、親離れを感じる瞬間があります。

   あるTwitterユーザーは「テスト終わったから焼肉食べに行きたいー!」と言う中学生の娘さんに「いいね、行こう行こう!」と乗り気で答えましたが、娘さんから「ごめん......友達と行きたいの......」と申し訳なさそうな返事が。悲しみを堪えつつ、娘さんに焼肉代を渡して送り出したそうです。

中学生の娘が焼肉行きたいというので「お、行こう!」と言ったら「あ、友だちと行きたいの...」と言われた -Togetter

   このツイートに対して、「うちは近所にごはんいこうって誘っても『知り合いに会いそうで嫌だから待ってる』って言われるようになった」といった、似たようなシチュエーションで親離れを感じた人から共感が集まりました。また、そうした反応を見て、これから来るであろう親離れを覚悟する声も。

   お子さんがいる人の多くが経験する寂しくも喜ばしい複雑な気持ちが、親世代に広く刺さったようです。

小学生の娘によるディズニー計画にびっくり

   友達との行動範囲が広がるのはお子さんの成長の証である一方で、「保護者抜きでの外出を認める基準」についても、Twitterで議論になりやすいポイントです。

   小学生の娘さんが卒業記念に友人と東京ディズニーリゾートへ行く約束をしてきたけれど、詳細を聞いて「行かせたくない」と悩んでしまった体験談が拡散されました。

   娘さんの計画は「朝4時に集合してメイクして出かける。お小遣い2万円。21時まで遊ぶ」というもの。投稿したTwitterユーザーは「すでに行かせたくないんですけどー なんなん今どきの小学生」と困惑した様子です。

朝4時に集合してメイク。お小遣い2万円で21時まで遊ぶ。→「すでに行かせたくない、今どきの小学生って?」さまざまな意見と反響が!-Togetter

   ツイートに対して「せめて入口まで送迎不可欠にしないと危険ですね」「6年生で4時集合21時解散はすごい」と驚く声や心配する声が多い一方で、実際に小学生の時に似たような条件で東京ディズニーリゾートに行ったことがある人の体験談なども寄せられました。

   お子さんだけの自由行動をどこまで許すかのラインは、家庭や条件などによってかなり線引きが異なることが分かる事例です。

保護者なしでの中学生の振る舞いは予想を超える

   子どもだけで飲食店を利用することについて、職業上直接関わる人からの視点も注目したいポイント。

   ファミレスで長年のアルバイト経験があるTwitterユーザーは、中学生が友人どうしで飲食店に行くことは「親の判断だから良い」としつつも「保護者のいないところでの中学生の振る舞いは、予想を超えることがあるということだけは考えた方がよい」とツイートしました。

保護者がいないところでの友人同士の中学生の振る舞いは、予想を超える事があるという事を考えておきたい「子供というのは集団心理に弱いもん」-Togetter

   この投稿に対し、飲食店で働いた経験のある人たちから、中学生くらいの子どもだけの利用で直面した迷惑行為の実例が続々と集まりました。「紙ナプキンをすべて水につけ机に貼り付けたまま帰った」「ドリンクバーを注文していないのにガムシロップ等の備品で遊んでいた」「焼肉店で食べきれなかった肉を釜の中に捨てていた」など。

   こうした出来事が発生してしまう理由として「どんなに真面目な子だって、子どもというのは集団心理に弱いもの」と推測する声もありました。

   保護者や大人の前で見せる姿と、同世代の友人らといる時の姿が必ずしも同じとは限りません。子どもたちだけで外食に行かせる際は、この点を頭に入れておいたほうがよさそうです。

子どもの頃「健康的なおやつ」ばかりで育った反動で...

   反対に「子どもの自由を制限しすぎるのもいかがなものか」という議論も定期的に注目されるトピックです。特に、子どもの頃に親御さんから食事や娯楽など生活に関わる何かしらの厳しい制限を受けていた人が、大人になってからの生活後にどのような影響を与えたかという話がよく話題にあがります。

   同人作家の銀星王さんは、子どもの頃に「健康的なおやつ」ばかりを与えられて育った知人が、大人になってからスナック菓子をドカ食いしている姿を見て、「子どもの頃満たされなかった欲望って怖いな」と思ったそうです。

   こちらのエピソードが投稿されると、同じく食を制限された反動で不摂生な生活をするようになった人から共感の声が相次ぎました。

子どもが欲しがる食べ物は適度に与えよう!幼少期に満たされなかった欲望は爆発すると怖い「ポテチ毎日一袋」「吐くまでコーラがぶ飲み」-Togetter

   「ゲームやスマホに触れさせない、動画を見せない」という方針の家庭で育った子どもは「まったくITの下地がないから、他の子どもができることが一切できない。読み書きができない並の苦労を後からする」という警鐘を鳴らすツイートも。

「ゲーム・スマホ・PCを触らせない、動画を見せない」で育てられた子ども、ITの下地がなくてその後メチャクチャ苦労する説 -Togetter

   こちらの意見には「大学でPCを使ったレポートづくりに人の2倍以上時間がかかる」「IT機器に触らないまま大人になると、PCで検索すらできない」といった実体験の例が集まりました。逆に、「ドラクエをやってたからWindowsを一瞬で理解できた」「昔からゲームをやってる人は回転寿司のタッチパネル操作とか教えなくても使用できる」といった声も。

   お子さんのためを思って行動に制限をかけたくなる親御さんの気持ちも分かりますが、制限しすぎるとかえって悪い影響が出てしまうこともあるようです。

   家庭の数だけ、お子さんの自立に向けた教育のプロセスは異なります。お子さんの自由をどこまで認めるかで判断に迷った時は、Twitterの事例を参考にしてみると、ヒントが得られるかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。

   今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

まとめ一覧

中学生の娘が焼肉行きたいというので「お、行こう!」と言ったら「あ、友だちと行きたいの...」と言われた -Togetter

朝4時に集合してメイク。お小遣い2万円で21時まで遊ぶ。→「すでに行かせたくない、今どきの小学生って?」さまざまな意見と反響が!-Togetter

保護者がいないところでの友人同士の中学生の振る舞いは、予想を超える事があるという事を考えておきたい「子供というのは集団心理に弱いもん」-Togetter

子どもが欲しがる食べ物は適度に与えよう!幼少期に満たされなかった欲望は爆発すると怖い「ポテチ毎日一袋」「吐くまでコーラがぶ飲み」-Togetter

「ゲーム・スマホ・PCを触らせない、動画を見せない」で育てられた子ども、ITの下地がなくてその後メチャクチャ苦労する説 -Togetter

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