韓国に渡った元NPB助っ人、わずか1試合で「放出」... 開幕投手務めるも右肩痛で緊急降板

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   韓国プロ野球のハンファ・イーグルスが2023年4月19日、バーチ・スミス投手(33)のウエーバー公示申請を韓国野球委員会(KBO)に行ったことを発表した。複数の地元メディアが報じた。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)によると、スミスは4月1日にソウル市の高尺スカイドームで行われたキウム・ヒーローズとの開幕戦に先発。3回途中に右肩の痛みを訴え途中降板した。出場選手登録を抹消され調整を続けていた。

  • スミス投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    スミス投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • スミス投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「開幕投手が期待の高さを象徴」

   スミスはソウル市内の病院で精密検査を受け、肩の筋肉にわずかにダメージがあることが判明。投球に影響を及ぼさないと見られていたが、調整の過程で2軍のマウンドに上がることなくチームは放出を決断した。

   スミスは大リーグのロイヤルズ、アスレチックスなどでプレーし22年に西武に移籍。20試合に登板し防御率3.29、1勝1セーブ4ホールドを記録。22年オフにハンファ・イーグルスに移籍した。スポーツ朝鮮によると、1年総額100万ドル(約1億3000万円)だったという。

   スポーツ朝鮮は、スミスは155キロの速球を投げ、大リーグを5シーズン経験した選手で、日本のプロ野球でもプレーしてアジアの舞台で経験を積んだとし、韓国野球への適応に関して何も問題がなかったと解説した。

   球団のスミスへの期待は大きく、開幕投手が期待の高さを象徴していたとした。

   カルロス・スベロ監督はスミスの右肩について「マウンドでダイナミックに投球できるまでには良くならなかった」と説明した。球団は新外国人投手をチームに合流させるという。

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