阪神・佐藤輝明は「計算できない選手」なのか 15打席連続無安打で打率急落...2軍降格の選択肢も

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   首位を快走していた阪神の勢いに陰りが見える。2023年6月13日のオリックス戦(甲子園)で0-2と零封負けを喫し、最近5試合で1勝4敗。交流戦は5勝7敗1分で、2位・DeNAが3.5ゲーム差に接近してきた。

  • 近畿大学時代の佐藤輝明(写真:BFP/アフロ)
    近畿大学時代の佐藤輝明(写真:BFP/アフロ)
  • 近畿大学時代の佐藤輝明(写真:BFP/アフロ)

「7番ぐらいで気楽に打たせた方が良いのでは」

   苦戦の原因は中軸の不調だろう。3番で奮闘していたシェルドン・ノイジーは6月に9試合出場で打率.094、0本塁打。5番・佐藤輝明も10試合出場で打率.108、0本塁打とブレーキになっている。

   佐藤は11日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で今季初の欠場。2試合連続スタメン落ちとなった13日のオリックス戦は2点差を追いかける9回1死一、二塁の好機で代打出場したが、二ゴロに倒れた。

   7日の楽天戦(楽天モバイル)の4打席目から15打席連続無安打と試行錯誤が続いている。

   潜在能力の高さは誰もが認めるが、佐藤は好不調の波が激しい。新人の20年から2年連続20本塁打をマークしているが確実性を欠き、今季は打撃フォームの改造に取り組んでいた。

   現在58試合出場で打率.221、8本塁打、34打点。内角高めのボール球を見極められず、150キロを超える直球に詰まらされて凡打に倒れるケースが目立つ。長打は真ん中に入った変化球が多いという傾向も昨年と変わらない。

   スポーツ紙デスクは、「佐藤は計算できない選手です。期待だけで起用する時期は過ぎている。7番ぐらいで気楽に打たせた方が良いのでは。シーズン終盤の勝負所に向け、ファームで打撃を作り直すのも選択肢の一つだと思います」と指摘する。

   3番のノイジー、5番の佐藤が機能しなければ、4番の大山に負担が掛かる。岡田彰布監督は打線をどうテコ入れするか。(中町顕吾)

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