2024年 6月 17日 (月)

井上尚弥と対戦のフルトン、試合延期の影響は? 本人「恩恵」主張も...識者「本当の戦いは来日してから」

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「延期は双方にとってメリットがある」

   金平会長は試合が延期になったことは「決してフルトン選手だけではなく双方にとってメリットがある」とし、次のように説明した。

「フルトン選手がインタビューで答えた通り研究する時間が増えスパーリングをより多くできたというのは本音だと思います。より腰を据えて研究ができたのでしょう。ただ井上選手にとってもメリットが多く、フルトン選手同様に研究する時間が増えたえしょうし、負傷した拳を治す時間や1階級上に適した体作りができたと思います」

   金平会長は自身の海外での経験から来日してからのコンディション作りが重要だと指摘した。フルトンは今回初来日で、厳しい減量を強いられることが予想される。金平会長は「フルトン選手は今の段階ではベストコンディションだと思います。ただ、これもボクシングの難しいところで、最終調整に入っていく段階ですんなりいくというほどボクシングは単純ではない。これからひと山ふた山あるかもしれません」と語った。

   金平会長によると、13年5月にWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(協栄)を率いて敵地タイに乗り込んだ際、コンディショニングに苦労したという。当時、佐藤は減量が苦しくタイ入りしてからも厳しい減量を強いられた。日本との気候の違いもあって体重が思ったように落ちず調整がうまくいかなかったという。

   金平会長は「フルトン選手は減量が苦しいことからフェザー級に上げるのではないかと言われていました。減量が苦しい選手は、自国を離れいつもと勝手が違うと調整が難しい。調子が良いまま入国しても最後の1週間でコンディションが崩れてしまう。気候などが違うので感覚が違ってくる。フルトン選手にとって日本は初めてとなる。本当の戦いは来日してからだと思います」との見解を示した。

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