DeNA関根まさかのフライ落球...「球際が弱くなっている」 高木豊氏が指摘する「優勝争いの疲れ」

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   プロ野球DeNA、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(64)が2023年7月17日にユーチューブを更新し、古巣DeNAの現状を分析した。

   DeNAは7月15日から広島とホームの横浜スタジアムで3連戦を行い、痛恨の3連敗を喫した。初戦を1-2で落とすと2戦目も1点差の2-3で惜敗。3戦目も1点差ゲームとなり1-2で負けた。DeNAは3連戦の先発に今永昇太投手(29)、東克樹投手(27)、トレバー・バウアー投手(32)を起用し必勝態勢で臨むも、3位に転落した。

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「もったいない試合を2試合落とした」

   高木氏は3連戦を振り返り「ちょっとの差だと思う」とし、DeNAの初戦と2戦目のプレーに言及し球際の弱さを指摘した。

   初戦の9回、同点に追いつかれ1死2塁のピンチの中、小園海斗内野手(23)が放った打球はショートに向かって高くバウンドした。捕球した京田陽太内野手(29)はすぐに1塁に送球するも判定はセーフ。この後、1死満塁から曾澤翼捕手(35)の犠牲フライで逆転された。

   2戦目は2-2の同点で迎えた8回に手痛い失策が出た。マウンドの2番手・伊勢大夢投手(25)は2者連続三振で2アウトを取った。続く上本崇司内野手(32)をライトフライに打ち取ったかに見えたが、ライトの関根大気(28)が落球。打者は2塁に進み、続く野間峻祥外野手(30)にタイムリーを許し逆転された。

   高木氏は「小園のショートゴロを内野安打にしてしまう。ちょっと高いバウンドだったけれどもイレギュラーがあって多少後ろに下がって取った分だけ強い送球ができずに内野安打にしてしまった」と初戦のプレー振り返り、次のように続けた。

「8回ツーアウトから伊勢が投げている時にライトフライを関根がなんでか知らないけど落球する。チェンジだと思って全員(ベンチに)帰りかけていたけども落として。それが2塁まで進塁され野間のタイムリーヒットが決勝点になるという。これも1点差。球際というところ。1戦目もそうだが球際が弱くなってきている。逆に言えば、小さなミスをものにしている広島の方が、球際が強くなってきている。もったいない試合を2試合落とした」

   さらに「DeNAはしばらく首位争いをしていなくて(今季は)前半戦首位争いをしてきた。その疲れが出ている。普通の疲れと首位争いをしている時の疲れはちょっと違うと思う。疲れを感じた時から(疲れの)抜けが遅すぎる。精神的にもプレッシャーをかけながらやっていたプレーが続いていた。3位に落ちていったんリフレッシュする必要がある」との見解を示した。

   DeNAはオールスター戦(7月19日、20日)明けの22日からホーム横浜スタジアムに4位巨人を迎えて2連戦を行い、25日から中日、28日からヤクルトとの3連戦を予定している。

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