ラッパーのZeebraさんがチェアマンを務めるフリースタイルラップのプロジェクト「FREESTYLELEAGUE」の企画で、出演者同士での暴力的なシーンがあったとして、ネット上で批判の声が上がっている。ファンだけでなく、人気ラッパーからも疑問視する意見が出ている。「台無しにしないでください」ラッパーのフリースタイルのプロリーグ化を掲げるプロジェクト「FREESTYLELEAGUE」(通称:FSL)。FSL公式ツイッター(現・X)は2023年7月25日、YouTubeチャンネルで28日に配信される新企画「FSLトライアウト」の一部を動画で公開していた。公開された動画では、「人生を変えたい奴らのFSL出場をかけた戦い」「巻き起こる波乱」などのテロップとともに、トライアウトに集った出演者が言い争うシーンのほかに、激しくつかみ合う場面もあった。ラッパーのMaRIさんはFSLのツイートを引用し、「こうゆうことあまり言いたくないけどほんとにダサすぎます。人生を変えたい奴が暴力なんてしないよ知名度、お金のためにここまでやる人間には絶対になりたくない」と非難。続けて、「日本のHipHopこうゆう人たちのせいで価値がなくなる、批判をうけるせっかくいいふうに進んでるのに台無しにしないでください」とも訴えた。トライアウトには、ゲストMCとしてラッパーのSILLENTKILLAJOINTさんが出演している。SILENTKILLAJOINTさんは26日のツイッターで、「俺が一番気がかりなのは、俺が第二ステージの手前で会場に到着した時にいたイケてる雰囲気が出てた佐賀のラッパー達。『第一ステージで何故か口喧嘩させられて退場させられたんすよね』って言ってた」と振り返り、「往復実費で10万とのこと。半端な気持ちできてないのが伝わった。普通に悔しいよな」と同情を示した。そのほか、ヒップホップのファンと見られる多くのユーザーが、「もういいんだろうな。目立てれば。本当にこれがHIPHOPだって思って広めるのか?」「ジブさん(Zeebraさん)はこんなのやりたかったの? 炎上で盛り上げたいんですかね?」「真面目にやってる奴がかわいそうだよ」「ラップバトルって手出さない代わりに言葉で勝負するもんだと思ってたんだけど」などの声を上げていた。
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