巨人・岡本が本塁打キング独走 「体を絞った効果が出ている」の指摘

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   巨人・岡本和真が本塁打量産体制に入った。6日の広島戦で自身初の1試合3本塁打。初回に28号2ラン、4回に29号ソロ、8回に30号ソロといずれも打った瞬間に本塁打と分かる打球を左翼席に運んだ。史上9人目の6年連続30本塁打を達成。8月に入って8本塁打とトップギアを入っている。

  • 写真:AP/アフロ
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一方、村上は

「今年の岡本は好不調の波が少ない。昨年に比べて体を絞った効果が出ていると思います。鋭いスイングでインコースをきっちりさばいている。昨年は打撃不振で4番を中田翔に譲る形になるなど不本意な成績に終わり、56本塁打の日本記録で三冠王に輝いた村上宗隆(ヤクルト)と明暗を分ける形になったが、今年は逆に岡本の状態の良さが際立っている。自己最多の40本塁打は十分に狙えると思いますし、3度目の本塁打王になる可能性は高いでしょう」(スポーツ紙記者)

   レギュラーに定着した18年から6年連続30本塁打という記録は大きな価値がある。昨年も本来の状態に程遠かったが、打率.252、30本塁打、82打点とギリギリで大台に乗せた。相手球団のマークが厳しくなる中、本塁打を量産して一流選手と言える。今季は97試合出場で打率.301、30本塁打、69打点。得点圏打率.225が唯一物足りない数字だが、侍ジャパンが世界一に輝いたWBCで主力選手として優勝に貢献したことが自信につながっているように見える。

   一方、春先に深刻な打席不振に陥った村上は97試合出場で打率.246、19本塁打、55打点。本塁打はリーグ2位だが、トップの岡本と11本差に開いた。7月以降は復調気配だが、30本塁打に届くか微妙だ。苦境を乗り越えて3年連続30本塁打をマークできるか。(中町顕吾)

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