坂本勇人の「大飛球」ファン妨害騒動 「安全面の観点からもペナルティ定めるべき」との声

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   巨人・坂本勇人が13日のDeNA戦(東京ドーム)で放った大飛球が観客の妨害で、「幻の本塁打」となった。

  • 写真:長田洋平/アフロスポーツ
    写真:長田洋平/アフロスポーツ
  • 写真:長田洋平/アフロスポーツ

「安全面の観点からも...」

   5点リードの4回に2番手・上茶谷大河のカーブを振り抜くと、打球は左中間へ。だが、スタンド最前列に座っていた男性が捕りにいった手に打球が直撃し、フェンスを越えずグラウンドに落ちた。巨人ベンチからリクエストが要求されてリプレー検証が行われたが、審判は「観客の妨害がありましたのでオーバーフェンスとせず、二塁打として再開します」とアナウンス。二塁ベース付近にいた坂本は本塁打とならずグラウンドにズッコケると、立ち上がって腕立て伏せのジェスチャーを見せ、パワー不足を苦笑いで示した。

「審判が『観客の妨害』と明言したのは良い判断だと思います。正直、今回の坂本の一打は観客が捕りにいかなくてもフェンスを越えたか微妙な打球です。でも観客が捕りにいくことで本塁打性の打球の判定が変わってしまう可能性がある。拮抗した展開だったら、試合の流れを変える事態になってしまう。硬球が飛んできたら素手で捕りに行くファンが目立ちますが、直撃した場合はケガをする恐れがある。硬球が頭や体に守らないような姿勢を取ったほうがいい。試合の進行の妨げだけでなく、安全面の観点からも、本塁打性の当たりを妨害する行為をした観客には一定期間の来場禁止などペナルティを定めるべきです」(スポーツ紙デスク)

   坂本がズッコケたジェスチャーを見せたことで球場はピリピリした空気に包まれなかったが、選手たちにとっては迷惑な行為だろう。応援してくれるファンの声援は大きな励みだが、マナーを守って観戦することがスムーズな試合進行につながることを忘れてはいけない。

姉妹サイト