東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」が2023年11月28日、「博多ラーメン風呂」と称し、浴槽に豚骨スープを入れてかき混ぜる動画をX(旧ツイッター)に投稿した。これに対し、SNSでは「気持ち悪い」などと批判が相次いでいる。
こうした中、銭湯は翌29日の投稿で、「衛生管理上の注意は十分行なっております」と説明しつつも、同日も予定していた「博多ラーメン風呂」は中止すると発表した。
「まじで豚骨入れてるの...?」
発端となった小杉湯の投稿では、「スープ、炊きはじめました」と宣伝し、「博多ラーメン風呂」と称したイベントを28、29日に実施すると予告した。約20秒の動画では、1人が浴槽のお湯に豚骨スープを入れ、もう1人がかき混ぜる様子が映っていた。
別の投稿では、今回の風呂の詳細を紹介。「白湯豚骨スープの素」を投入するとし、「臭みもキツくなく、お湯としても楽しんでいただける香り」と説明した。
このイベントに対し、SNSでは「公衆浴場としてどうなんだろう?」「まじで豚骨入れてるの...?」「気持ち悪い」などと批判の声が相次いだ。一方、「めちゃくちゃ行きたい」「小杉湯攻めてる」などの声もあった。
こうした中、銭湯は29日までに上記投稿を削除。博多ラーメン風呂を中止すると同日の投稿で発表した。
「衛生管理上の注意は十分行なっておりますが、皆さまに『安心して、きもちよく』お風呂に入って頂くため、本日も予定しておりました博多ラーメン風呂につきましては中止とし、内容を変更致します」
「昨日に引き続きご来店を心待ちにしておられたお客様につきましては、大変申し訳ございません」と謝罪した上で、「昨晩は高濃度塩素での配管清掃、今朝もいつも以上に清潔にこだわり清掃を行いました」と説明。投稿の動画では、浴場を清掃する様子を映した。
続けて、「これからも皆さんに安心して入っていただけるよう、きれいで、清潔で、きもちのいいお風呂を準備してお待ちしております」と述べている。