五ノ井里奈さんが語った「声を上げる難しさ」 誹謗中傷受けるも...「たった罰金30万円で許される」

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柔道が教えた「世の中に色々言われても、何度でも立ち上がる強さ」

   検察側か被告側が14日以内に控訴しなければ判決は確定する。刑事裁判とは別に、元自衛官の被告5人と国を相手取って起こした民事裁判が進行中だが、五ノ井さんにとってはひとつの区切りだ。今後については、「本当に判決まで自分の命を削って戦ってきて、まずはちょっと心を休めたい」。その上で、幼少期に始めた柔道に関係する活動に携わっていきたい考えだ。

「世の中に色々言われても、何度でも立ち上がる強さというのは柔道で教えてもらった。そういう、人生において必要な力が柔道にはあると思う。私の生きがいである柔道を、今後いろんな人に柔道の体験を通じて伝えていきたい」

   「日本では、やはり声を上げる難しさが結構あると思っている」として、「表に出る人に対してはやっぱり誹謗中傷が来てしまう」とも。「本当にこれは許せないと思ったもの」については警察の被害届を出し、侮辱罪での略式起訴を経て罰金30万円の略式命令が出た事案もあったという。ただ、この「罰金30万円」は軽すぎるとみており、

「言葉は凶器だと思っているし、それを受け取った側は一生傷になるにもかかわらず、そういう心を殺すような言葉を使った人が、たった罰金30万円で許される日本の法律は、ちょっと私はあまり納得はいっていないです」

などと訴えた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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