2024年 5月 9日 (木)

「吉野家の牛丼並盛」10年前280円、今は468円 物価高で「1杯1000円」になる可能性

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   牛丼チェーンの吉野家、松屋、すき家が低価格競争を起こしたのが、今から10年ほど前の2013年。牛丼は並盛で280円(税込、以下同)だった。

   そして、今。牛丼・牛めしの並盛価格は高騰した。吉野家が468円(店内)、松屋とすき家は400円だ。吉野家が他店より10%ほど高くなっている。なお米国では、「YOSHINOYA」で牛丼並盛「ビーフボウル レギュラー」を注文すると、約1200円と驚きの値段になる。日本でも牛丼並盛が1000円越えする可能性について、識者を取材した。

  • 吉野家といえば「早い、うまい、安い」(編集部、2024年3月に撮影)
    吉野家といえば「早い、うまい、安い」(編集部、2024年3月に撮影)
  • 吉野家の店舗外観(編集部、2024年3月に撮影)
    吉野家の店舗外観(編集部、2024年3月に撮影)
  • 2010年ごろの吉野家の広告
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  • 2010年ごろの吉野家の広告
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  • これから原材料費高騰はおきるのか?
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  • 吉野家といえば「早い、うまい、安い」(編集部、2024年3月に撮影)
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  • 2010年ごろの吉野家の広告
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  • これから原材料費高騰はおきるのか?

デフレの2001年に400円→280円

   吉野家における牛丼並盛の値段の推移を調べると、以下のようになった。

・吉野家における牛丼並盛の値段1(すべて税込み)
1999年:400円
2001年:280円(一部地域)
2004年:販売中止 ※BSE問題のため
2006年9月:380円
2009年12月:380円
2013年1月:280円
2014年4月:300円 ※消費税増税

   比較的、物価が落ち着いていた1999年までは、400円程度で販売されていた。それが大きく変わったのが2001年だ。政府が「持続的な物価下落という意味において、緩やかなデフレにある」とデフレ宣言を発出。牛丼大手は相次いで値下げに走り、270円~290円程度まで価格が下がった。

   2013年にも、吉野家、松屋、すき家が牛丼並盛を280円、キャンペーンでは250円と安値で提供した。こうした低価格路線は1年以上続いた。だが原材料費高騰などで各社は減益となり、吉野家では2014年4月に価格を300円に上げた。

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