1年前の「エイプリルフール」ネタ、亀田製菓まさかの商品化のなぜ 識者が指摘「企業のユーモアや企画力が試されている」

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   ウソから出たマコト? 「亀田の柿の種」「ハッピーターン」の亀田製菓は2024年4月1日、エイプリルフールの冗談として昨年(2023年)Xに投稿して話題になったお菓子「ハッピーターン」ならぬ「つらターン」を発売すると発表した。

   思えば例年、エイプリルフールの4月1日には、Xの企業アカウントではエイプリルフールの「ネタ商品」が投稿されて、盛り上がることが少なくない。

   インターネット文化に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏は、そのネタが「商品となって実現するのは珍しい」として、企画のユニークさを評価する。

  • 期間限定の「つらターン」(プレスリリースより)
    期間限定の「つらターン」(プレスリリースより)
  • Xの「ハッピーターン【公式】」(@happyturnkameda)より
    Xの「ハッピーターン【公式】」(@happyturnkameda)より
  • 「つらターン」発売のリリース(公式サイトより)
    「つらターン」発売のリリース(公式サイトより)
  • Xの「6Pチーズ【公式】」(@6Pofficial)より
    Xの「6Pチーズ【公式】」(@6Pofficial)より
  • Xの「サーティワン アイスクリーム」(@BR31_Icecream)より
    Xの「サーティワン アイスクリーム」(@BR31_Icecream)より
  • 期間限定の「つらターン」(プレスリリースより)
  • Xの「ハッピーターン【公式】」(@happyturnkameda)より
  • 「つらターン」発売のリリース(公式サイトより)
  • Xの「6Pチーズ【公式】」(@6Pofficial)より
  • Xの「サーティワン アイスクリーム」(@BR31_Icecream)より

1年前の4月1日、「【悲報】亀田製菓から「つらターン」が登場」と投稿

「【今年は嘘じゃありません】エイプリルフールネタを本気で実現」

   亀田製菓が発表したリリースには、こう書かれている。そのリリースによると、同社のお菓子「ハッピーターン」ならぬ「つらターン」が、4月1日から順次限定発売されるというのだ。

   開発経緯がおもしろい。1年前の同じ日――4月1日。同社のX「ハッピーターン【公式】」(@happyturnkameda)では、「【悲報】亀田製菓から「つらターン」が登場」「苦~いパウダーがかかった、なんともつらい味覚をご賞味あれ」と投稿した。

   この投稿は「4.1万いいね」「1.2万リツイート」され、当時から「実際に発売してほしい」など話題に。それがきっかけとなって、開発を始めたという。

   発表によると、「つらターン」は「ハッピーターン」の味を消さないように唐辛子を数種類厳選し、「甘い」「しょっぱい」「からい」のバランスをとったという。ちなみに、若者言葉の「つらたん」(つらい)をもじったネーミングだ。

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