お笑いコンビ「すゑひろがりず」が2024年4月2日にYouTubeチャンネルを更新し、米大リーグ・ドジャースが公開した大谷翔平選手と山本由伸投手の「にらめっこ動画」を狂言風にパロディした。視聴者の間で「ジワジワ来る」などと反響を集めている。
「鼓の打ち方が誠にようござりまする」
きっかけとなったのは、ドジャース公式Xが同日に公開した1分の動画だ。大谷選手と山本投手が向かい合って座り、お互いを笑わせ合うにらめっこのようなゲームに挑戦。まずは大谷選手が「投げ方がきれいでかっこいいと思います」と言い、山本投手が「いつも優しくして頂いてありがとうございます」と応じた。
その後、大谷選手は突然、左手を山本投手に向けてかざす。「何すか、何すか」と不思議がる山本投手に、大谷選手は笑いをこらえながら「顔がかっこいいと思います」と絞り出したものの、「翔平さんの方がかっこいいと思いますよ」と返され、しばらくして噴き出すように笑ってしまう...という動画になっていた。2人の様子はXでも「微笑ましい」と話題だ。
一方、すゑひろがりずは「わかる人にはわかる。」と題して、大谷選手と山本投手のように向かい合う1分の動画を公開した。ただし、背景には松の絵が描かれた布が張られており、南條庄助さんと三島達矢さんの2人は着物姿。元動画のように英語の字幕がついていた。
動画では、まず三島さんが大谷選手のように「あのー、鼓の打ち方が誠にようござりまする」と頭を下げると、南條庄助さんも「ありがたきお言葉」と山本投手のようにお礼を言い、「いつも優しゅうしてくださり、誠に恐悦至極に存じます」と深々と頭を下げた。
すると、三島さんは「かたじけのうござりまする」と言ったあと、元動画の大谷選手のように真っすぐ手を伸ばし「ん~ん~」と言い淀んだあと、「お着物もよう似合うておられます」とニヤニヤ。南條さんも「何ぞや、何ぞや」「それは三島殿の方が似合ておりまする」と返していた。
結局、最後は三島さんが大谷選手のように笑いを堪えあと、二人同時に高らかに笑い出すというオチ。南条さんは「顔を見て笑うておる。顔を見て笑うておりまする!」と訴えていた。
動画のコメント欄には、「まさかこれを狂言風にするとは、、笑」「大谷さんの手の仕草、由伸のなんぞや?のくだりまで再現しててもう最高でしたw」「元ネタと交互に見ると更にジワジワ来る~」という声が集まっている。
Shohei vs. Yoshinobu
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) April 1, 2024
The guys sat with each other for Playground Compliments, a new in-game feature where they try to make each other laugh. ?? pic.twitter.com/lP1FThY4Jy