「星のカービィ」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」などを手掛けたゲームデザイナーの桜井政博さんが2024年4月24日、Xに「おやつ」の写真を投稿し、反響が広がっている。カービィ型のスイーツを前にした微笑ましいおやつタイムかと思われたが、海外のゲームファンを戦慄させているようだ。「さあ、おやつの時間だ...」桜井さんは、「星のカービィ」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」など、国内外で愛される人気シリーズを数多く生み出したヒットメーカーだ。2022年からはゲーム制作にまつわるコンテンツを配信するYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を解説し、ゲームファンだけでなくゲーム制作者らからも大きな注目を集めている。桜井さんは24日、「さあ、おやつの時間だ...」として一枚の写真を公開した。黒いお皿にピンク色のカービィ型のスイーツが乗せられており、傍らにはスリムなフォークが添えてある。このスイーツは、ファミリーマートで販売されている「星のカービィまんまる焼き」とみられる。淡いピンク色の生地にミルク味のクリームが入っている今川焼きで、カービィの顔を模した焼き印が押してある。焼き印は複数種類があるが、桜井さんに選ばれたのはきょとんとした表情を浮かべたカービィだ。続く投稿では、「ほあああああああああ!」としてまんまるの頬にフォークを突き立てた。愛らしいカービィに迫る危機に、日本のファンからも「これから何が起こるか知らない顔してる」「このかわいいカービィを... 切っちゃうというのですか...!?」などとする反応が相次いだ。「我が子を喰らうサクラィトゥヌス」海外ファンのコメントはさらに激しい。「Butthat'syourson(でも、それはあなたの息子でしょう?)」「OHMYGODHE'SEATINGKIRBYNOOOO(なんてことだ! カービィが食べられちゃうよ)」など、大袈裟なコメントが目立つ。中でも多いのは、「SaturnDevouringHisSon(我が子を食らうサトゥルヌス)」など、フランシスコ・デ・ゴヤの代表作との関連を指摘するコメントだ。「我が子を食らうサトゥルヌス」はローマ神話をモチーフとして、自分の子どもの頭を食いちぎり、殺してしまうという恐ろしい場面を描いた絵画だ。自分の子供とも言える「カービィ」を前にした桜井さんとの共通点を面白がるファンが多いようだ。海外ファンの指摘を受け「海外でサトゥルヌスって言われてんの吹く」などと面白がる声や、絵画の邦題をもじり「我が子を喰らうサクラィトゥヌス」とする投稿も注目を集めている。
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