2024年 6月 17日 (月)

驚くほど細かい上司の指導も、いまは感謝 20代女性社員を成長させた「上司力」のポイントは

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   上司の言葉がけひとつで、モチベーションが高まった経験はありませんか?

   実際のエピソードや感動的なエピソードを取り上げ、人材育成支援企業FeelWorks代表の前川孝雄さんが「上司力」を発揮するヒントを解説していきます。

   今回は、正社員に抜擢登用した若手部下を後継者へ厳しく育て上げた上司のエピソードです。

  • 若手部下を育てるには
    若手部下を育てるには
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プロの実践力は「答え」を教えず、徹底して引き出す

   <「上司の指導が理解できない!」正社員登用の女性が悲鳴 その「ダメ出し」連続が意図したことは>の続きです。

   「私の仕事って、いったい何?!」からスタートし、いまやPRプランナーとして見違えるほどに成長した20代女性のYさん。ここに至るまでには、Kさんの「上司力」が欠かせませんでした。

「Yさんは当初、タイムマネジメントが全くできませんでした。だから、目先の作業に追われ、それ以外のことまで手が回りませんでした。そこで、毎朝新聞を読む、日報を出すなど、一日のタスクを事細かに記した時間割を自分で作らせ、その通りに行動させました。加えて、ノートの使い方や目上の人に対する言葉使い、すぐやることと長期的にやることの仕分けなど、手取り足取り教え込みました」(Kさん)。

   この、社会人の基礎力はしっかり教え込み、プロの実践力は「答え」を教えず、徹底して引き出す、Kさんの「二段階育成」は効果的でした。

   Yさんは当時を振り返り語ります。

「とにかく仕事の基礎指導はとても細かく、厳しくて。でも、ここにいたら何でもできるようになるんじゃないかと思うほど。今は感謝しています」(Yさん)

   こうした育成の甲斐あって、吸収力の高いYさんは、著しく成長していきました。

「働き始めたばかりの頃のYさんは、とにかく及び腰。『あなたは何がしたいの?』と尋ねても、答えに詰まる様子でした。でも、だんだん自信と自発性が身につき、自ら積極的に提案する企画も増えてきました。毎日、目前の作業に追われる状態から余裕が出て、プラスアルファの仕事ができるようになっていきました」(Kさん)
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