家族YouTuber、自宅全焼で「思い出すべて失いました」 それでも「また少しずつ作っていけばいい」

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  • 思い出は「また少しずつ作っていけばいい」。Yasu familyチャンネルの動画から
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  • 動画で自宅の火災を報告。Yasu familyチャンネルのX(@family_yasu)から
    動画で自宅の火災を報告。Yasu familyチャンネルのX(@family_yasu)から
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   家族YouTubeチャンネル「Yasu familyチャンネル」が2024年11月26日に公開した動画で自宅が全焼したと報告した。

証拠として焼け跡の写真も紹介

   「Yasu familyチャンネル」は、父親以外が知的障害を持つ4人家族のYouTuber。YouTubeの概要欄によると、妻が中度知的障害・解離性障害、長男の「翔くん」が重度知的障害・自閉症スペクトラム、長女の「姫ちゃん」が中度知的障害・自閉症スペクトラム・場面緘黙症で、父であるyasuパパさんも、混合性不安抑うつ障害と難病指定の重症筋無力症を抱えているとされている。

   「【自宅全焼】yasu family11月8日#火災 #家族 #福島県」と題した動画でyasuパパさんは、11月8日の夕方頃、一戸建ての自宅が全焼したと伝えた。動画では、火災が事実であることの証明として焼け跡の写真も紹介された。その写真では、黒焦げになった骨組みと暖炉のようなものだけを残して無残に焼け落ちた自宅が写されていた。

   yasuパパさんによると、火災の第一発見者は長女の姫ちゃんだったそう。姫ちゃんは2階にある自室から出た際、煙が立ち込めているのを目撃。慌てて1階に下りた姫さんからの報告を受けて、yasuパパさんが2階へ上がって出火箇所を確認したところ、2階奥のデッドスペースのような場所から、炎が燃え上がっているのを視認したという。これを見た瞬間、yasuパパさんは「もう無理だ!燃えてる!逃げろー!」と絶叫し、翔くん、姫ちゃんとともに脱出したとのこと。

   その時にyasuパパさんは、姫ちゃんから「ママがまだ中にいる」「猫を助けようとして猫部屋にいる」と告げられ、自宅へ突入したという。yasuパパさんは「ここなんですよ。ここが家族4人が今無事に過ごせている。姫ちゃんのナイスアドバイスだったんですよ。もし姫ちゃんが『ママは猫部屋にいるとスポット的に教えてくれなくて『ママはまだ中にいる』と私に教えていたら、多分私の性格上、絶対に助けるという行動に移ると思うので、どうなっていたかわからなかったですね。どこを探していいか、2階にいるのか、1階にいるのかわからない状況なので」と振り返った。

「とてもつらかったですね。悲しかったです」

   姫ちゃんの助言により、yasuパパさんは煙が充満し、熱波で危険な熱さに達していたという2階の猫部屋へ駆け込み、妻の名前を叫んだという。立ち込める煙に視界が遮られる中、妻の「熱いー!熱いー!」という声を頼りに中へと進み、妻の身体に手が当たると、すぐに妻を掴み上げて階段を引きずり下ろすようにして家の外へ一緒に逃げたそう。

   家族4人の命が無事だったことで安堵したというyasuパパさん。しかし、自宅が旧家の木造住宅で火の回りが早かったとし、「呆然としちゃうんですよね。愕然としちゃうんですよ。『あぁ、もうダメだ。終わった...』と。力が抜けちゃって」と述懐。父親から引き継いだ家が燃えていくのを見ることが「とてもつらかったですね。悲しかったですよ。きつかったです」と嘆いた。

   そしてyasuパパさんは、スマホや財布などは持ち出せたものの、猫の安否が不明とした上で、「すべて焼失しました。私も55年間生きてきた中で色々な思い出すべて失いましたね。みんなそうですよね。妻も翔くんも、姫ちゃんも。自分の大切なものがすべて焼失しました」と肩を落とした。その一方で「全てを失ってしまいましたけど、新たなスタート。これから思い出を作っていけばいいですし、これまでの思い出は心にあるし。モノとしての思い出はこれからまた少しずつ作っていけばいい」と前を向いた。なお現在の住まいは、以前からyasuパパさんが草刈りなどの管理をしていた空き家に、所有者の許可を得た上で暮らしているとも明かしていた。

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