2025年3月18日に東京ドームで行われた米大リーグの開幕戦「MLB東京シリーズ」初戦のロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス戦で、8回に客席からの「レーザーポインター」を使用しての妨害行為により試合が中断するアクシデントがあった。「日本のMLBファンの民度はどうなっとる」アクシデントが起こったのは、8回表・ドジャースの攻撃時のことだった。1アウトで迎えた7番打者のマイケル・コンフォート選手の打撃時、球審のビル・ミラー審判員が試合を制止。関係者らが集まって相談を行った。突然の試合中止に、選手らは困惑の表情を浮かべていたほか、客席からも困惑の声が上がった。その後、ミラー球審が「レフトスタンドからレーザーポインターが照射されている」とのアナウンスを行い、迷惑行為を止めるよう警告。ブーイングが起こった。SNSでは、「レーザーポインターを照射するような奴にチケットがご用意されていて僕にはご用意されてないの普通にキレそう」「インプレー中のボールを捕りにいくやつはおるし、レーザーポインターで妨害するやつはおるし、日本のMLBファンの民度はどうなっとる」など、怒りの声が相次ぎ、「レーザーポインター」がXトレンド入りする事態となった。「新たなルールの導入を各団体に促す可能性がある」海外メディアもこの騒動について報じている。トルコに拠点を置くプラットフォーム「THEPINNACLEGAZETTE」は、「MLB開幕戦がレーザーポインター使用により中断」として事案の顛末を報じた。選手への妨害行為が観客らにもネガティブな影響を与えるとしつつ、「このような事態は決して珍しいことではない」とも説明。「世界中のスポーツイベントでは、時として熱狂的なファンによる妨害に直面する。スポーツ専門家もスポーツ解説者も、プロスポーツの試合の完全性を維持するために、妨害行為による混乱を防ぐための規制強化を求め続けている」と訴えた。東京ドームで起こったトラブルを発端として、「この瞬間が転機となり、すべての観客の安全と楽しみを確保することを目的とした新たなルールの導入を各団体に促す可能性がある」としている。
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