2025年4月2日配信のNintendoDirectで詳細情報が明かされた「NintendoSwitch2」をめぐり、関連機器の転売が確認され、波紋を広げている。「使えるSDカードは『microSDExpressカード』のみ」待望の「NintendoSwitch2」発売に際し、任天堂は転売対策にも注力している。6月5日の発売予定に先駆け、4月24日以降にマイニンテンドーストアで抽選販売を実施するが、対象となるのは「25年2月28日時点でのプレイ時間が50時間以上(体験版ソフト・無料ソフト除く)」「応募時点で『NintendoSwitchOnline』に累積1年以上の加入期間があり、応募時にも加入していること」の2つの条件を満たしているユーザーだ。既存のNintendoSwitchユーザーを第一とした対応に、ネットでは賞賛の声が集まった。こうした中、波紋を広げているのが周辺機器の転売だ。NintendoSwitch2では、ダウンロード版ゲームのインストールなどに本体ストレージのほか、データの読み出しや書き込み速度が向上したmicroSDカードの新しい規格「microSDExpress」が採用されたカードを使う必要がある。公式サイトでの案内では、「NintendoSwitch2で使えるSDカードは『microSDExpressカード』のみです」と説明。「これまで『NintendoSwitch』で使っていたmicroSDカードが『microSDExpress』規格でない場合、『Switch2』に差しても、ダウンロードソフトを保存したり読み込んだりすることはできません」という。8000円~9000円のカードが18000円超の高価格にmicroSDExpressは、SDメモリカードの規格団体「SDAssociation」が19年2月に発表した最新規格だ。高速で大容量データを扱う分野での活用を見込んでリリースされたものだが、現状では広く普及している規格ではない。インターネットショップでは完売が相次いでいるほか、ネット通販大手の「Amazon」やフリマアプリ「メルカリ」では定価を大幅に超える価格での転売も行われている。価格.comが掲載しているショップでは、これまで256GBのカードは8000円~9000円程度で販売されていたが、3日14時30分現在、18000円を超える価格で販売するショップもある。SNSでは、「MicroSDカードがExpressの規格のみ使用可という情報からSDカードが転売ヤーのターゲットになってるらしい 控えめに言ってカス」「Switch2が転売出来ないならmicroSDExpressだ!! ってか。あくどい事には本当によー頭が回りますわねー」など、あきれる声が相次いだ。「すぐにそう困ることは起きないと思う」なお、NintendoSwitch2の本体保存メモリーは、「256GB」となっている。公式サイトの説明によると、主要タイトルである「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」と「集まれどうぶつの森」、「スーパーマリオブラザーズワンダー」、「ドンキーコングリターンズHD」、「ピクミン4」の5タイトルをダウンロードしても、「まだ7割以上の容量が残ります」という。SDカードを追加する必要が出てくるまでには、しばらく余裕がありそうだ。SNSでも、「市場でニーズがイマイチだったmicroSDExpressの供給もここから立ち上がると予測されるので、急いで転売屋から買う必要はないです」「Switch2は本体記憶容量が256GBあるのでよほど十何本も一度にDLソフト買わない限りすぐにそう困ることは起きないと思う」など、心配するユーザーをなだめる投稿が上がっている。
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