高卒2年目から定位置をつかんだが...
23年も開幕から22打席無安打と打撃不振が続いたが、その後は軌道修正して打率.288、22本塁打、60打点をマーク。好不調の波が少ないのが坂本の強みだったが、昨年は異変が起きていた。
遊撃から三塁にコンバートされて守備の負担が軽くなると見られたが、109試合出場で打率.238、7本塁打、34打点。三塁で自身初のゴールデングラブ賞を獲得したが、打撃で好調の時期が短く納得できるシーズンではなかった。
三塁の定位置を保証されず巻き返しを誓った今季だが、打撃不振がさらに深刻になっているように映る。
高卒2年目から定位置をつかんで通算2419安打を積み重ねたが、ここからはい上がれないようだと野球人生の危機を迎える。再び輝きを取り戻すことができるか。(中町顕吾)