巨人・戸郷翔征は「だいぶ危険」、今季未勝利で識者が指摘する不安材料...絶不調だった高橋光成よりも「勝てないと思う」

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   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年5月7日にユーチューブを更新し、巨人・戸郷翔征投手(25)の現状を独自分析した。

  • 戸郷翔征投手(写真:AP/アフロ)
    戸郷翔征投手(写真:AP/アフロ)
  • 戸郷と大谷の2ショット(戸郷のインスタグラムより)
    戸郷と大谷の2ショット(戸郷のインスタグラムより)
  • 戸郷とダルビッシュの2ショット(戸郷のインスタグラムより)
    戸郷とダルビッシュの2ショット(戸郷のインスタグラムより)
  • 戸郷翔征投手(写真:AP/アフロ)
  • 戸郷と大谷の2ショット(戸郷のインスタグラムより)
  • 戸郷とダルビッシュの2ショット(戸郷のインスタグラムより)

「腕を振っている感覚がないと絶対に再生できない」

   今シーズンの開幕投手を務めた戸郷は、ここまで3連敗で勝ち星ゼロ。4月11日の広島戦では、3回3分の1を投げ、10安打10失点(自責9)でKOされた。

   翌日の12日に出場選手登録を抹消され、2軍での調整が続いていた戸郷は、5月5日の阪神戦に復帰し、先発のマウンドに立った。

   1軍復帰登板は、6回を投げ5安打3失点(自責2)と、試合を作ったものの、中継ぎ陣がつかまり、チームは1-10の大敗を喫した。

   昨シーズン12勝を挙げたエースは、今シーズン勝ち星ゼロの防御率8.31と苦しんでいる。

   昨シーズンと比べて何が異なるのか。高木氏は、5日の阪神戦の内容を振り返りつつ、今シーズンの戸郷の投球を独自の視点で、次のように分析した。

   「(阪神戦は)今シーズンの中では、球の走りは多少良くなかったかな。コントロールも多少は良くなった。良い点は見つかるようになったが、持続性がない。再現性が少ない。良いボールと悪いボールがはっきりしている。ただ、真っすぐが走り出した分だけ、相手打者がフォークを振り出してくれた。そういう面ではいいけどな」

   高木氏が注目したのは、戸郷の腕の振りだ。

   「腕を振る感覚。これが強弱を付けれるくらいの微妙な感覚が体に分からないとダメだと思う」と指摘し、「腕を振っている感覚がないと絶対に再生できない。腕を振っていない感覚で三振が取れたと。振ったらどうなるんだ。振れるようにならないと絶対に良くならない。たぶん自分の状態を分かっていない。いい感覚が戻っていないから、模索しながらやっている」と解説した。

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