辞退の申し出あれば、取り消し処分判断前でも「その段階で取り消す形」
13日にJ-CASTニュースの取材に応じた市広報部報道係の担当者は、12日に花井組から制度の辞退の申し出があったと明かした。8日のX投稿の段階では、動画が本当に花井組のものか不明だったが、本物であれば各認証や登録が取り消しとなる可能性があったため、まずは確認を進めていたという。
担当者によると、取り消し処分の場合は、要項のどの部分に該当するかといった内部での検討や判断が必要になってくるが、辞退の申し出があった場合には「その段階で取り消す形」になる。今回は取り消し処分の判断の前に辞退の申し出があったため、それを受け入れて取り消したと説明した。
また、ほとぼりが冷めた後に再登録・再認証するためとの意見については、否定した。前出の担当者は「いろいろな方々からのご意見があるのは拝見しています」としたうえで、次のように説明した。
「仮に今後、この企業から再度申し出があれば、その制度の規定やその時の会社の状況をきちんと審査をして、その上で登録の可否を判断します。一部で言われているような、後から復活させるためとの意図はなく、きちんと判断してまいります」
本市の複数の事業で企業認証を受けております「株式会社花井組」に関し、SNS上に投稿された映像が同社のものであることの確認がとれました。
— 札幌市広報部 (@Sapporo_PRD) May 12, 2025
このたび、同社から、札幌市が認証している計5つの制度について辞退の申し出があったため、これら全ての認証・登録を取り消しました。 pic.twitter.com/axq7j0hoem