「タメ口」に怒り万博会場に「凸ります」→通報 ナウル政府機関のXめぐり騒動、本人は実行意志否定

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「大事にしたくないので、これで終わりにしたい」

「大阪万博ナウル共和国パビリオンに威力業務妨害を示唆するような声明がありました。当館には女性スタッフも多いことから本国政府と協議の結果、大阪府警察万博対策本部会場警察隊並びに公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に本件を通報し、警備強化を依頼させていただくこととします」

   その後、「凸ります」としたユーザーは、自らの言動に責任を持てないX担当者でいいのかと批判し、この投稿だけでは警察に逮捕されないはずだと強気だった。その一方で、ユーザーヘの批判も相次ぎ、ユーザーは、アカウントを非公開にする対応を取った。その後、一連の投稿について、「Xルールに違反している」として、アカウントは凍結された。

   この騒ぎについて、万博を担当する大阪府警の会場警察隊は5月21日、J-CASTニュースの取材に対し、ユーザーから同隊に電話があって説明を受けたと明かした。同隊がユーザーに事情聴取したところ、会場に突撃するかのような投稿について、「そのような気持ちで書いていない」と否定したという。

   同隊では、ユーザーの書き込みを知って、日本国際博覧会協会(万博協会)の担当者からも話を聞いたと説明した。この担当者からは、ナウル共和国のカントリーマネージャーが「大事にしたくないので、これで終わりにしたい」との意向を示したとし、威力業務妨害などの被害届を出さないことを伝えられたという。その結果、同隊では、今後について、「万博の通常警戒を続けていきます」としている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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