大阪・関西万博の会場で「ユスリカ」が大量発生している問題で、万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、複数の企業が対策の協力を申し出ていると明らかにした。対策本部は「スピード感を持って対応するための体制」ユスリカをめぐっては、SNSで虫が大量発生としていると話題に。万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、20日のJ-CASTニュースの取材に、殺虫剤や殺虫ライトで対策をしているほか、専門業者へ相談していると明かした。専門の事業者としては、アース製薬に協力を要請したと吉村洋文知事が21日の定例会見で明らかにしたほか、フマキラーが23日に公式Xで万博協会と相談のうえ「対策を検討してまいります」と報告していた。フマキラーは近日中に会場を現況視察し、できることを検討するという。アース製薬、フマキラー以外にも、協力に乗り出す企業は増えそうだ。万博協会の広報報道課は27日、J-CASTニュースの取材に、「複数の企業から協力の申し出を受けている」と明らかにした。万博協会広報報道課によると、アース製薬から害虫対策製品の提供を受けたほか、協力企業の現況調査による情報提供を受けている段階だ。27日現在もユスリカが大量発生している状況は変わらないという。万博協会は、関係部局が状況の共有と対策を検討するため、石毛博行事務総長を本部長とする「ユスリカ等対策本部」を設置。「(ユスリカ大量発生問題は)喫緊の課題なので、スピード感を持って対応するための体制です」と説明した。
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