日本ハムの新庄剛志監督が2025年5月27日、中日・根尾昂投手をトレードで獲得する可能性に言及した一部報道を完全否定した。日本ハム・新庄剛志監督「いつもほとんどハズレばい」自身のインスタグラムのストーリーズに「毎年 訳のわからんトレード動画記事を出す人間がいるけど、まったくの嘘です 根尾くん ファンの皆さん 安心して下さい このようなファイターズ情報 いつもほとんどハズレばい」と投稿した。戦力補強の観点でトレードを予測する記事は珍しくないが、指揮官が自ら否定することは珍しい。スポーツ紙デスクは、こう指摘する。「新庄監督からすれば、話題が独り歩きして誤解を生みたくなかったのでしょう。日本ハムは郡司裕也、アリエル・マルティネス、山本拓実、福谷浩司と中日から移籍した選手が多く活躍していますし、『根尾が移籍するなら日本ハムで見たい』という声があるのは事実です。実際に今の根尾が置かれている状況を考えると、他球団に移籍した方が良いように感じます」与えられるチャンスが多いとはいえないか中継ぎに専念した今季は開幕2軍スタートだったが、ファームで好投を続けて5月1日に1軍昇格。3試合連続無失点に抑えていたが、20日のDeNA戦(横浜)で2回途中から2番手で登板し、2回2/3を投げて5失点の乱調。ファームで再調整となった。一時は投球フォームのバランスを崩して制球難に陥っていたが、今年はストライクゾーンに150キロを超える直球を投げ込み、スライダーとフォークの精度も上がっている。だが、プロ7年目という立ち位置を考えると、与えられるチャンスが決して多いとはいえない。現役ドラフトやトレードなど環境を変えてブレークする選手がいる中、根尾はどのような野球人生を歩むか。今は1軍のマウンドに戻るため、ファームで結果を残し続けるしかない。(中町顕吾)
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