大阪・関西万博のスイスパビリオンが、日本の「ダジャレ」に着想を得た家具を取り入れているとして「大阪人のツボをわかってる」などとXで楽しまれている。どのような経緯で採用されたのか、販売会社に背景を取材した。
「ダジャレの立体化だ!」Xで大好評
万博スイス館は「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」をキャッチフレーズに、シャボン玉のような建物で展示を行っている。最上階のレストラン「ハイジカフェ」ではスイスワインや、チーズを使った料理などを提供する。
話題になったのは、店を訪れたXユーザー・くろしよ帝(@DD_kuroshio_kai)さんによる2025年5月25日の投稿だ。実際の写真で、カタカナの「ス」に奥行きを持たせた形の赤いインテリアを紹介しながら、
「『ス』の何かが置いてあるねん。これひょっとして椅子...
スの椅子...スのイス... 『 スイス 』」
と気づきを伝えた。投稿は10万件超の「いいね」を集め、Xでは「ダジャレの立体化だ!」「好きすぎるwww」「大阪人のツボをわかってるスイスの人」「これを大の大人達が真剣に考えて作って設置したとこまで全部かわいい...」「ちょっと万博行きたくなってきた」などと面白がられている。
中には、コンテンツ制作会社・人間(大阪市)が企画販売する木製椅子──その名も「スイス」(2011年発売、税別15万円)ではないかといった指摘も出た。同社は「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに掲げ、万博会場のビジュアルデザインにも関わっている。