大谷翔平「60本塁打」のカギ握るのはキム・ヘソン、元巨人コーチ分析...条件は「キムが9番でレギュラー」

「キム選手が出れば、いきなり盗塁してくれる」

   大久保氏は「僕の中ではキム選手がキー」とし、「キム選手が9番に入って塁に出る。そうすると、走られたくない。ピッチャーは(盗塁を)気にしないが、キャッチャーは気になる。そうすると、どうしても真っすぐ系が増える。(投球)パターンも同じパターンになる。クイック、クイックでやろうとする」と、相手バッテリーの心理を分析した。

   そして、こう続けた。

   「(大谷が)60本打つには、キム選手が9番でレギュラーを取ること。(大谷の)前の(打順の)選手が、(マイケル)コンフォートだったり、(トミー)エドマンだったりすると、それほど足が目立つ選手ではない。ランナーで出ても各駅停車になると、大谷選手ももったいない。キム選手が出れば、いきなり盗塁してくれる」

   動画にゲスト出演した元ロッテの選手で野球解説者の愛甲猛氏(62)は、キムの打撃について「キム・ヘソンは独特なバッティング。インパクトからのゾーンが長い。いいバッターだよね」と評価した。

   キムは今シーズン、19試合に出場して打率.366、1本塁打、5打点、4盗塁を記録。ここまで高打率を残しているものの、2試合連続でスタメンから外れ、試合に出場していない。ユーティリティープレイヤーのキムは、主にセカンド、センターで起用されている。

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