小泉進次郎農水相と、国民民主党の玉木雄一郎代表による衆院農林水産委員会でのやり取りが波紋を広げている。Xでも国会議員どうしで応酬が展開される事態になっている。
「事実としてはそうだとしても......」
注目を集めているのは、2025年5月28日に行われた農林水産委員会での質疑応答でのやりとりだ。
コメ価格の高騰対策としての備蓄米放出に関する質疑応答の際、質問に立った玉木氏は「1年経ったら動物のエサになるようなものを安く売ります、って。安く出ますよ、それは。一般の人の感覚が何かというと、ササニシキとか、コシヒカリとか。そういったコメをリーズナブルな値段で買いたいっていうのがニーズなんですよ」などと主張した。
小泉氏は「適正な水準というものがしっかりと冷静に、消費者の皆さんも含めて議論できる。そんな環境を作るうえで、まず今は(価格を)下げていかなければいけないと考えています」などと回答した。
問題となったのは、玉木氏による「1年経ったら動物のエサになるようなもの」との表現だ。小泉氏は、委員会終了後にも記者に思いを語っていた。
「ちょっと残念ですね。事実としてはそうだとしても、今この放出のあり方について取り組んでいる時に、私としてはちょっと残念だな、という印象です」