暴露系インフルエンサーの「エンターテイナー折原」として活動していた東優樹容疑者が2025年6月2日、恐喝行為で同日逮捕された。複数メディアが報じている。大野智さんめぐるデマ拡散でSTARTO社から「法的措置」示唆も東容疑者はSNSで「エンターテイナー折原」名義のアカウントを運用し、暴露系インフルエンサーとして活動を続けてきた。報道によると、東容疑者はSNS上に30代の会社役員の男性の顔写真や氏名、勤務先とともに私的な情報を投稿した上で、投稿の削除を求めた男性に対し、更なる投稿を続けることを示唆。現金300万円を脅し取った疑いがあるという。東容疑者は、これまでにも暴露系インフルエンサーとしての活動を通じ、複数回にわたってトラブルを起こしている。23年3月には、前参院議員で元YouTuberの「ガーシー」こと東谷義和氏の母親が住むマンションに侵入したとして、住居侵入の疑いで逮捕された。24年11月には、アイドルグループ「嵐」の大野智さんの名前を挙げて「大麻取締法に違反する行為を行った」とするポストを行い、大野さんの所属事務所、STARTOENTERTAINMENTが「当社契約タレントへの著しい名誉毀損記事・投稿について」との声明を公開し、疑惑を否定。STARTO社は「当社は、これらの悪質な記事や投稿に対して法的措置を講じる」などとした。「しばらくは出てこれないと思うけど、塀の中でしっかり反省してこいよ」25年2月8日には、格闘技大会「BreakingDown」COOの溝口勇児氏とのトラブルを機に、活動終了を報告した。活動終了に際して公開した手書きの謝罪投稿では、本名の「東優樹」名義で「我々なりに思う正義を持って数々の有名人、インフルエンサー、暴露や糾弾、告発を行って参りました」としつつ、「我々の治動によって心痛める人がいること、名誉毀損等のSNSに関わる犯罪を助長してしまうこと、我々が助長してしまった人から煽られ我々も犯罪に手を染めてしまった可能性があったことを、この度痛感いたしました」などと反省をつづった。しかし、後日別のアカウントを用いて暴露系としての活動を再開していた。溝口氏は、東容疑者の逮捕を受けて「折原おまえにはあの時、人生やり直す機会を与えたのにな。残念だよ」とコメントした。東容疑者が過去の投稿で、溝口氏に脅されたなどとする主張を行っていたことを引き合いに、「それと幻覚でも見ているのかは分からないけど、おれはおまえの嫁と一度も会ったこともなければ、話をしたこともないから安心して刑務所に入っておいで」と反論。「しばらくは出てこれないと思うけど、塀の中でしっかり反省してこいよ」と呼びかけた。「おれはあんなやつにさえ、少しだけど同情してる」溝口氏は続く投稿で、東容疑者をめぐり「結局、人って楽な方、楽な方に舵を切りたくなる。折原もそうだった」とも指摘した。「折原も一度は変わろうとした節もあった。でも、過去に簡単に甘い蜜を吸えた記憶とか、一瞬でも承認された経験があると、それを失った時に『まっとうな道』を選ぶ力って、意外と残ってなかったりする」「人はちゃんと向き合ってもらえなかったときに、化け物になっちゃうことがある」とし、「だから、正直、おれはあんなやつにさえ、少しだけど同情してる」。複雑な胸中をのぞかせ、「塀の中でしっかりと自分に向き合ってほしいし、自分の在り方を見つめ直す機会にしてほしい」とした。
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