老齢年金に対する問題提起で...現役世代の「不安」語る
山口氏は6月2日になって、Xに長文を投稿し、「【『年金制度廃止してくれてもいい』という発言について】※このツイートは組織からの指導ではなく自身の気付きの下で発信しています」と書き出した。続けて、
「このたびの私の発信により、不快な思いをされた方々に心よりお詫び申し上げます。私の言葉が軽率で不十分だったことにつき、ことばを生業とする政治家を目指すものとして深く反省しています」
と謝罪。「まず初めに、私の問題提起の対象は老齢年金(いわゆる『老人年金』)に対しての発信であり、障害年金や遺族年金といった、命や暮らしを支える重要な制度にまで否定的な意図は一切ありませんでした」と弁明したうえで、
「私の発信の背景には、現行の年金制度、とりわけ少子高齢化が急速に進む中での老齢年金のあり方への強い問題意識があります。現役世代の負担は今後ますます増加し、『払っても将来はもらえないのでは』との不安が広がっています。
現在の賦課方式(現役世代が高齢者を支える仕組み)は、制度が作られた時代とは人口構成も社会の在り方も変わった今、見直しを避けては通れない状況にあると考えます。このままでは、制度に対する信頼そのものが揺らぎ、目を逸らし続けていることそのものが世代間の分断を生むことも否めません」
と説明した。そのうえで下記のように反省を口にしている。
「もちろん、こうした問題提起は、制度を壊すためではなく、持続可能な形に再構築するための第一歩として発信すべきものであり、発言の配慮や丁寧さに欠けていたことは否めません。改めて、深くお詫び申し上げます。
今後は、より正確で誠実な発信を心がけ、引き続き若者当事者としての声を『対決より解決』を軸にして重ねてまいります。どうか引き続き、厳しくも温かいご指導を賜れれば幸いです」
山口氏は出馬表明まで、玉木雄一郎代表の秘書を経て党職員を務めていた。
【「年金制度廃止してくれてもいい」という発言について】
— 山口 花|国民民主党(練馬区) (@panyachan_jp) June 2, 2025
※このツイートは組織からの指導ではなく自身の気付きの下で発信しています。
このたびの私の発信により、不快な思いをされた方々に心よりお詫び申し上げます。… https://t.co/QBmsY0vmgW