「『こんばんは』って言っただけでこれ」──。
生成AIを用いて作られたという、SNSで起こる「炎上」騒ぎを疑似体験できるシミュレーターがXで「面白すぎる」などと話題になっている。制作者に詳しい話を聞いた。
「炎上レベル」10段階、AIが攻撃的な反応に
注目を集めたのは、Xユーザー・とよふく(@Yeq6X)さんが2025年6月2日に投稿したデモ動画だ。生成AIモデルを活用できる開発プラットフォーム「Google AI Studio」で構築したとしながら、
「炎上シミュレーターを作ってみたんだけど『こんばんは』って言っただけでこれ」
と披露。動画では、ブラウザ版X(旧ツイッター)の通知一覧を模した画面が映し出された。「あなた」という名前のユーザーが「こんばんは」と投稿したところ、AIによる自動反応で、他のユーザーから続々と下記のような辛辣な声が寄せられている様子だ。
「こんばんはとか気持ち悪い。誰だよお前。絡んでくんな」
「『こんばんは』...随分と創造的なポストですね(棒)」
「『こんばんは』?は?他に言うことねーのかよ、ボケ。そのしょーもない挨拶、誰得だよ。SNSの使い方わかってんの?マジ迷惑。消えろ」
画面の端には「炎上レベル」とするゲージも。10段階で「穏やか」から「激しい」まで設定できるようで、炎上レベルが高いほどAIによる攻撃的な反応が増えるという。
投稿は1万件超の「いいね」を集め、「凄い!殺伐さがハンパない」「これは泣いちゃうw」「沈黙は金なりを体験出来る、実に教育的なシミュレーター」「面白すぎる。ちょっと使ってみたいです」などと楽しまれている。