火消し会見でも「ガソリーヌ」?山尾志桜里氏の答弁に批判殺到 不倫報道めぐり「新しい言葉」回避、「説明責任果たしてない」の声

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   夏の参院選比例代表で国民民主党から立候補する元衆院議員の山尾志桜里氏が2025年6月10日、出馬会見を開いた。報道陣からは、2017年に週刊文春が報じた既婚男性との不倫疑惑をめぐる質問が相次いだが、山尾氏は「8年前に申し上げたことは事実」「この場で新しく言葉を紡ぐことをどうかご容赦いただけたら」と繰り返した。

   Xでは10日18時半の時点で「山尾志桜里氏」がトレンド入りに。山尾氏の答弁に対する批判的な意見が相次いでいる。「形だけの会見」「これでは説明責任果たしてない」「聞きたいこと答えないのに何が会見だよ」などの声が上がっている。

  • 山尾志桜里氏(2020年8月撮影)
    山尾志桜里氏(2020年8月撮影)
  • 山尾志桜里氏のXより(@ShioriYamao)
    山尾志桜里氏のXより(@ShioriYamao)
  • 山尾志桜里氏(2020年8月撮影)
  • 山尾志桜里氏のXより(@ShioriYamao)

「8年前の自分には大変なおごりがあった」が...「男女の関係なかった」主張は維持

   山尾氏は会見の冒頭で、(1)ガソリン代の不正支給(2)議員パスの不正使用――について改めて謝罪。ガソリン代をめぐる問題が発覚した際は、「ガソリーヌ」などと揶揄された経緯がある。また、17年の「私生活の件」についても言及。「8年前当時の自分の行動や指摘を受けた際の対応が極めて未熟だったと心から反省しています」と謝罪したうえで、次のように説明した。

「報道に載った方と、私生活や仕事の面においても特段の交流はございません。それにしても8年間、私自身も年を重ねました。特に直近の4年間は1人の国民として外側から国政を見ていました。8年前の自分には大変なおごりがあったなと思います」

   その後、会見は質疑応答に入った。最初に指名された記者は、「私生活の件」に関して質問した。男女の関係を認めるのかと尋ねるもので、「当時、山尾さんは公式的には『相手方の男性と男女の関係はなかった』と発表し、質疑に応じずにその場を去っていったという経緯があります」とも補足していた。

   山尾氏は、当時の自身の行動やメディア対応について振り返った上で謝罪。その後、当時の件について次のように説明した。

「大変申し訳ありませんが、当時お話しした以上のことを、申し訳ありません。どうしてもこの場で新しく言葉を紡ぐことをどうかご容赦いただけたらと思います。それぞれの色々な思いの方がいらっしゃいますし、色んなお立場があります。そういう中で、私が今新たに何かをお話をすれば、さまざまなご迷惑をおかけすることもあると思います。本当に申し訳ございません。本当に申し訳ありませんが、今何か新しくその件についてお話をさせていただくことは勘弁いただきたいと思います」

「不倫相手」元妻に自殺報道...「私は事情を存じ上げません」

   山尾氏の不倫相手だと報じられた既婚男性と離婚した元妻が20年に自殺したという文春の報道に関しても質問が飛んだ。「この問題に関してどのようにお考えでしょうか」などとする質問に対し、山尾氏は次のように答えた。

「申し訳ないんですけれども、今ご指摘のことについて私は事情を存じ上げません。そういう中で、何かこの場で私が思いを皆さんに伝えることがどうしても出来ません。さらに、色々な立場の人にご迷惑をおかけすることになるんではないかと思います。本当に申し訳ありません」

   その後も、既婚男性との不倫疑惑をめぐる質問が報道陣から相次いだ。山尾氏は「8年前に申し上げたことは事実」としつつ、「色々な立場の人にご迷惑をおかけする」との理由から不倫疑惑について言及することを避けた。会見は約2時間30分もの長丁場に及んだが、最後まで山尾氏の姿勢は変わらなかった。

   Xでは、「山尾志桜里氏」がトレンドに入るなど注目を集めた。しかし、厳しい批判の声が相次いでいる。「形だけの会見」「これでは説明責任果たしてない」「聞きたいこと答えないのに何が会見だよ」「絶対に投票しません」「山尾志桜里にはがっかりした」などの声が上がっている。

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