中日・根尾昂投手は「打者でいくべき」、元DeNA監督が提言...「投手としての『強み』感じない」

   プロ野球DeNAの元監督のアレックス・ラミレス氏(50)が、2025年6月7日にユーチューブを更新し、中日・根尾昂投手(25)の野手転向を提言した。

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  • 今中氏、中田翔との3ショット(根尾のインスタグラムより)
    今中氏、中田翔との3ショット(根尾のインスタグラムより)
  • 福留氏と2ショット(根尾のインスタグラムより)
    福留氏と2ショット(根尾のインスタグラムより)
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  • 今中氏、中田翔との3ショット(根尾のインスタグラムより)
  • 福留氏と2ショット(根尾のインスタグラムより)

「いまだに彼は打者でいくべきだと思う」

   大阪桐蔭高校出身の根尾は、18年ドラフト会議で中日から1位で指名され入団。高校時代は、ショート、投手、外野をこなし、甲子園で優勝した経験を持つ。

   入団当初のポジションはショートだったが、22年に外野手へ登録変更となった。同年のセ・パ交流戦後に、当時の立浪和義監督(55)と話し合い、野手と投手の二刀流に挑戦。シーズンを通して25試合に登板した。

   23年からは投手に専念している。

   現役時代、ヤクルト、巨人、DeNAでプレーし、首位打者、本塁打王、打点王など様々なタイトルを獲得したラミレス氏。16年にDeNAの監督に就任し、19年はチームをリーグ2位に導いた。

   ラミレス氏は、指導者としての経験から「僕はいまだに彼は打者でいくべきだと思う。(ポジションは)外野じゃないかな」と提言し、その理由について次のように説明した。

「打者の方が、強みがたくさんあると思う」

   「ピッチャーとしては身長が低いので、150キロ以上を連発するような投手ではない。投手としての『強み』を感じない。野手の方がスピードもあり、パワーもそこそこある。守備も良くなると思うので、打者の方が、強みがたくさんあると思う」

   根尾は打者としての最多出場が21年シーズンで、72試合に出場した。打率.178、1本塁打、16打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.482だった。22年は49試合に出場し、打率.200、4打点で、本塁打はゼロだった。

   ラミレス氏は動画の最後に改めて「僕はやっぱりもったいないと思う」とし、「今さら、打者という考えはないだろうが、もう1回チャンスがあるなら野手になった方が、伸びる可能性は高い」と分析した。

   根尾は今シーズン、2軍で開幕を迎え、ウエスタン・リーグで1勝0敗、防御率0.00の結果を残して5月1日に1軍に昇格。1軍では4試合に登板し、防御率7.94と結果を残せず、5月22日に出場選手登録を抹消された。

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