議員は「誹謗中傷ある程度覚悟しないと」呂布カルマがコメント 斎藤知事追及した元兵庫県議は亡くなったが

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   ラッパーの呂布カルマさんが2025年6月13日、朝日放送の「おはよう朝日です」に出演。元兵庫県議に向けられたSNS上での誹謗中傷の特集に「議員として自分の名前と顔を出してやっている以上、誹謗中傷はある程度覚悟しておかないといけない」とコメントした。

  • 定例会見で記者の質問を聞く斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
    定例会見で記者の質問を聞く斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
  • 百条委員会で委員長を務めた、奥谷謙一県議(写真中央)
    百条委員会で委員長を務めた、奥谷謙一県議(写真中央)
  • 定例会見で記者の質問を聞く斎藤元彦・兵庫県知事(2025年3月27日撮影)
  • 百条委員会で委員長を務めた、奥谷謙一県議(写真中央)

「SNS上でこういうことが起こるのって当然ダメ」

   番組では、SNSの誹謗中傷で竹内英明元兵庫県議が亡くなったことなど偽情報が拡散される昨今の選挙に関連する問題を特集した。

   斎藤元彦知事の疑惑を巡っては、百条委員会の委員として知事を厳しく追及していた竹内氏。昨年の知事選で、NHK党の立花孝志氏が「黒幕は竹内氏」と名指しするメモをSNSに投稿すると、竹内氏の事務所には無言電話やいたずら電話が増え、誹謗中傷のメールなどが送られてくるようになり、竹内氏は24年11月に議員辞職。その後も同じく百条委員会の委員だった増山誠県議が竹内氏を批判し、竹内氏個人への誹謗中傷が続く中、25年1月に自宅で亡くなっているところを発見されたことなどが伝えられた。

   呂布さんは「議員として自分の名前と顔を出してやっている以上、もちろん悪いことなんですけど、誹謗中傷はある程度覚悟しておかないといけないと僕は思っている」とコメント。その上で、こう続けた。

「斎藤さん、増山さんにも良くないことだけど、誹謗中傷がずっと続いている。それはそういう仕事をする限りは、ある程度覚悟しておかないといけなかったのかな。SNS上でこういうことが起こるのって当然ダメだし、いいことじゃないって分かっていてもなくならない訳ですよね。(中略)議員側も対策をしていかないといけないよなと思います」

   MCの岩本計介アナウンサーは「竹内さんもそういう覚悟を持っていたけど、それを上回る誹謗中傷が、本人の心にしか分からない痛みがあったのかもしれません。人一人が亡くなったのは事実として残りました」と話した。

姉妹サイト