「ばらまいてほしくない人が投票する政党ない」
結城東輝さん(弁護士)も「(今の日本は)もう財政赤字で国債を発行しながら、なんとか国を維持してる状態。税収が上振れしたんだったら、国に還付(借金返済)すればいいじゃないですか。それなしに、与党も野党も今の世代の国民に減税なり、短期的な1~2年の目線で何かを給付しようとしている。僕、選挙前にやめてくださいってすごく思うんですよね、こういう話」と怒る。
ここで、大竹まことさん(タレント)が「だからあ、選挙に勝ちたいからばらまきますって言えばいいんだよ」と茶化す。
石山アンジュさん(社会起業家)は「ばらまいてほしくない人が入れる政党が、今ないんですよ。消費税(減税)も含めて」と、有権者の戸惑いを代弁した。
消費税減税や給付金より、将来の社会・医療保障制度や行政サービスの維持を優先と考える有権者は、7月の参院選挙でどの政党に入れればいいのか。大竹さんが捨て台詞――「選挙に負けてから、それでも配ったら、俺はもう本当にその政党支持するよ、おれは」
(シニアエディター 関口一喜)