交流戦で負け越し11位の巨人、貧打にあえぐ 固定できない「4番」に課題...吉川尚輝にも重圧が

岡本和真が長期離脱中...リーグ戦再開後の4番は?

   不動の4番として打線を牽引していた岡本和真が左肘靭帯損傷で5月上旬から長期離脱して以降、4番が固定できていない。

   キャベッジ、丸佳浩など起用したが、今月17日の日本ハム戦(東京ドーム)以降は吉川が4番で7試合連続先発出場している。だが、7試合で計15得点、1試合平均得点が2.1点と貧打が解消できていない。

   もちろん、吉川だけの責任ではないが、重圧はかかっているだろう。打順別の成績で見ると、4番で出場した試合は30打数4安打、打率.133と本来の力を発揮できていない。

   長打を量産する打撃スタイルではない。阿部慎之助監督は吉川を打線の潤滑油になる「つなぎの4番」として期待しているだろう。キャベッジのコンディションが万全ではないという事情もある。

   リーグ戦再開後も吉川を4番で起用するか。勝負強い打撃が目立つ増田陸を抜擢する選択肢も考えられる。得点力を高めなければ、白星を積み重ねられない。指揮官の用兵術が注目される。

(中町顕吾)

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