小泉進次郎農水相、棚田視察の投稿に波紋 農水省定めたガイドラインで禁止の表現「まずいこと書いて」

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   小泉進次郎農水相が2025年6月25日にXで、石川県輪島市にある棚田「白米千枚田」を視察したことを報告した。その中で「完全無農薬」の稲作をしている場所を視察したとし、この表現に波紋が広まっている。

  • 小泉進次郎農林水産大臣(2017年撮影)
    小泉進次郎農林水産大臣(2017年撮影)
  • 小泉進次郎農相のX(@shinjirokoiz)より
    小泉進次郎農相のX(@shinjirokoiz)より
  • 小泉進次郎農林水産大臣(2017年撮影)
  • 小泉進次郎農相のX(@shinjirokoiz)より

「美しい棚田から、新たなお米の誕生...期待!」

   小泉氏は棚田を視察する様子の写真とともに、「白米千枚田を視察」「完全無農薬での稲作を始めた場所を視察しました」と報告し、「美しい棚田から、新たなお米の誕生...期待!」ともコメントした。

   さらに、「私は田んぼのオーナーで昨年は田植えにも来ました」とも明かしている。

   この「無農薬」という表現は、農水省が定める「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」で禁止されている表現だ。その理由として、農水省が発行するパンフレットでは、「消費者が一切の残留農薬等を含まないとの間違ったイメージを抱きやすく、優良誤認を招くため」と説明している。

   なお、農薬を使用していない農作物は「農薬:栽培期間中不使用」と記載する必要があるほか、「農薬未使用」「農薬を使ってません」といった表現は使うことができるとしている。

   このガイドラインは、農薬や化学肥料の節減について一定の基準を満たした農作物を消費者に販売する際の表示方法を定めたガイドラインだ。小泉農相のX投稿は適用範囲外とみられるが、Xでは、農水省が定めたガイドラインで禁止された表現を用いていることに、「農水大臣自ら発してしまうのは如何なものかと...」「まずいこと書いてはる」「知らなかったとしても、さすがに訂正すべきじゃないですかね」といった批判的な声が寄せられている。

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