米ドジャース専門メディア「ドジャースウエイ」(ウェブ版)が、佐々木朗希投手(ドジャース、23)をめぐるデーブ・ロバーツ監督(52)の「最新情報」に不信感をあらわにした。
「インピンジメント症候群で負傷者リスト入り」
同メディアは2025年7月5日(日本時間)に佐々木の特集記事を公開。記事の中で、ロバーツ監督の「情報」には一貫性がなく、二転三転することから「無意味」「役に立たない」と批判的に論じた。
佐々木は5月10日に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックスに先発し、試合後、右肩の痛みを訴えた。
スポーツ紙の報道によると、佐々木は肩の骨や筋肉などがこすれることで痛みや炎症を引き起こす「インピンジメント症候群」と診断を受けたという。
13日に負傷者リスト入りし、球団は6月20日に佐々木を15日間から60日間の負傷者リストに移行させたと発表した。
このような状況の中、ロバーツ監督は佐々木の状態について都度、報道陣の取材に応えてきた。だが、「ドジャースウエイ」はロバーツ監督の「情報」に関して、「無意味な最新情報は、まったく役に立たない」とぶった切った。
記事では、次のように論じた。
「佐々木は2 か月近くの間、ほとんど回復の兆しを見せていない」
「佐々木朗希は 5月13日からドジャースの IL(負傷者リスト) に登録されており、その 2 か月近くの間、ほとんど回復の兆しを見せていない。先々週、佐々木は60から90フィート(18メートルから27メートル)の投球を開始した。その数日前に、ロバーツ監督は、シーズン残りを『彼なしで戦う計画を立てなければならない』と発言したが、その同じ日、『佐々木は痛みがない』と発言を翻した」
そして、「ロバーツ監督は今年、投手の健康状態について何度も誤った発言をしており、誤っていない場合でも、ほとんどの場合、役に立たない発言ばかりだ」とバッサリ。
では、佐々木の復帰はいつになるのか?同メディアは、佐々木の今後の展望について、次のように記した。
「ロバーツ監督は、『今年中に佐々木を復帰させることはない』と示唆した当初の発言を完全に撤回したわけではないので、どうなるかは誰にも分からない。もしかしたら、その発言は今も有効かもしれない。故障者リスト入りから2か月近くが経過し、長距離投球の段階に入ったばかりというのは、決して楽観的とは言えない。彼はまだブルペン投球をし、その後、実戦で打者と対戦し、リハビリに入らなければならないが、少なくともあと1か月はかかるだろう」
佐々木は今シーズン8試合に先発し、1勝1敗、防御率4.72。クオリティスタート(QS=6回以上を投げて自責点3以内)達成率は、12.5%だ。